サッカールールでオフサイドはゴールキックだとどうなる?

サッカールールでオフサイドはゴールキックだとどうなる?

サッカーの試合を観戦していて、「あれ?今の選手、すごく前の方で待ち伏せしていたのに、どうして反則にならないんだろう?」って不思議に思ったことはありませんか?
反対に、「えっ、今のパスのどこが反則だったの!?」と、突然笛が鳴って試合が止まってしまい、頭の中にハテナマークが浮かんだ経験がある方も多いのではないでしょうか。
サッカーのルールの中でも、特に分かりにくいと言われがちなのが「オフサイド」ですよね!
テレビの解説でも「今のプレーはオフサイドですね」とサラッと言われたりしますが、初心者の方にとっては「どういう基準で決まってるの?」とモヤモヤしてしまうポイントだと思います。
実は、このオフサイドには特定の条件がそろうと、どれだけ相手ゴールに近い場所でボールを受けても反則にならない「特例」があるんですよ。
この記事を読めば、ずっとモヤモヤしていたルールの疑問がスッキリ解決して、これからのサッカー観戦や実際のプレーが何倍も楽しくなること間違いなしです!
専門用語もできるだけ使わずに、分かりやすく噛み砕いてお話ししていきますね。
ぜひ最後までリラックスして読んでみてくださいね。

ゴールキックから直接ボールを受けるとオフサイドにはなりません!

ゴールキックから直接ボールを受けるとオフサイドにはなりません!
サッカーのルールについて、まずは結論からお伝えしますね!
実は、ゴールキックから直接味方にボールが渡った場合は、どれだけ相手ゴール前で待ち伏せしていてもオフサイドにはならないとされています。
これ、ちょっと驚きですよね!
普段は「相手の陣地で待ち伏せしちゃダメ!」と厳しく判定されるオフサイドですが、ゴールキックの時だけは全く別の扱いになるんですよ。
サッカーの競技規則第11条でも、ゴールキックからのボール受けはオフサイドの対象外だとハッキリ定められているんです。
「えっ、じゃあずっと相手のゴール前に立っていてもいいの?」と思ったあなた!
まさにその通りで、ゴールキックの瞬間に限っては、オフサイドポジションにいること自体も、そこでボールを受けることも反則にはならないんですね!

どうしてゴールキックからのパスは待ち伏せOKなの?

どうしてゴールキックからのパスは待ち伏せOKなの?

オフサイドの基本は「ゴール前での待ち伏せ禁止」

例外について詳しくお話しする前に、まずは基本のルールをおさらいしておきましょう!
オフサイドとは、サッカー競技規則第11条で定められた、攻撃側の「ポジション」に関する反則のことですね。
一言でいうと「ゴール前での待ち伏せ禁止ルール」と考えると、とっても分かりやすいんですよ。
もしこのルールがなかったら、両チームの選手がずっと相手ゴール前に張り付いてしまって、遠くからボールを蹴り込むだけの単調なゲームになってしまいますよね。
ドリブルで相手を抜いたり、華麗なパスをつないだりするサッカーならではの面白さが半減してしまうと思いませんか?
オフサイドポジションになる条件は、以下の3つすべてを満たした時とされています。
  • 相手陣内(守備側フィールド内)にいること
  • ボールよりも相手ゴールラインに近い位置にいること
  • 後方から2番目の守備側競技者よりゴールラインに近い位置にいること(=自分の前に守備側の選手がキーパーを含めて1人しかいない状態)
なんだか少し難しく聞こえるかもしれませんが、要するに「パスが出る瞬間に、相手のディフェンスラインよりも前に飛び出して待ち伏せしちゃダメですよ!」ということなんです。
そして大切なのは、オフサイドは「位置だけ」では反則にならないということです。
オフサイドポジションに立っているだけでは笛は鳴りません。
その選手がボールに触れたり、相手のプレーを邪魔したりと「プレーに関与」したときに初めてオフサイドが成立するんですよ。
反則になると、その選手がプレーに関与した地点から相手チームに間接フリーキックが与えられます。
間接フリーキックは、直接ゴールを狙えず、必ず他の誰かに触れさせてからでないと得点できないフリーキックのことですね!

オフサイドポジションの判定は「ボールが蹴られた瞬間」が基準!

もう一つ、サッカーのルールを理解する上で絶対に外せないポイントがあります。
それは、オフサイドの判定は「味方がパスを出した瞬間(ボールがプレーされた瞬間)」が基準になるということなんですよ!
ボールが蹴られた瞬間にオフサイドポジションにいたかどうかがすべてで、その後の動きは判定に影響しないとされています。
つまり、パスが出た瞬間にディフェンスラインの手前にいて、そこから猛ダッシュで相手の裏に抜け出してボールを受けるのは、完全にオンサイド(セーフ)の素晴らしいプレーになります!
逆に、パスが出た瞬間にディフェンスラインの奥で待ち伏せしていて、ボールをもらうためにディフェンスラインの手前まで戻ってきても、それはアウトになってしまうんですね。
この「瞬間」を見極めるのが、線審(アシスタントレフェリー)の最も重要で難しい仕事の一つなんですよ。

競技規則で定められた「3つの例外」とは?

さて、オフサイドの基本がわかったところで、本題のゴールキックとの関係についてお話ししましょう。
なぜゴールキックの時は待ち伏せが許されるのでしょうか?
実はサッカーの競技規則では、「このプレーから直接ボールを受けた時はオフサイドにならない」という特別なリスタート(試合再開)方法が定められているんです。
それが以下の3つなんですよ!
  • ゴールキック
  • スローイン
  • コーナーキック
これらの再開方法から直接ボールを受けた場合は、特例としてオフサイドの反則にはならないとされています。
ゴールキックは、自分たちのゴール前から一気にボールを前線へ蹴り込める大チャンスですよね!
もしこれにオフサイドが適用されてしまうと、守備側のチームが全員でセンターライン付近までラインを高く上げてしまい、試合の展開が窮屈になってしまうからかもしれません。
ルールって、試合をダイナミックで面白くするために本当によく考えられていますよね!

注意!「直接受けた場合」だけが例外になります

ここで一つ、絶対に覚えておいてほしい重要なポイントがあります!
ブログやSNSでも時々間違った解説を見かけるのですが、「ゴールキックなら絶対にオフサイドにならない」というわけではありません。
この特例が適用されるのは、「ゴールキックから直接受けた場合に限り」なんですよ。
もし、ゴールキーパーが蹴った長いゴールキックを、途中で中盤の味方選手がヘディングで触れたとしますよね?
そのヘディングをした瞬間に前線で待ち伏せしていた選手がボールを受けると、これは「味方からのパス」とみなされて、ばっちりオフサイドの反則になってしまいます。
あくまで「蹴られたボールに誰も触れずに、直接自分のところに飛んできた時だけ」が例外としてセーフになると覚えておいてくださいね!
ここを勘違いしてしまうと、「あれ?ゴールキックからなのにオフサイド取られたよ?」と混乱してしまう原因になりますので要注意です。

こんなシーンはどうなる?具体的な3つのケースで解説!

ケース1:キーパーが蹴ったボールを敵陣の奥深くで直接トラップ!

想像してみてください。
味方のゴールキーパーがゴールキックを蹴る瞬間、ストライカーのAさんは相手ゴールキーパーのすぐ目の前(思いっきりオフサイドポジション)で待ち構えていました。
味方キーパーが大きく蹴り上げたボールが、両チームの選手の頭上を越えて、そのままAさんの足元へピタリ!
Aさんはそのボールを直接トラップしてシュートを決めました。
この場合、判定はどうなるでしょうか?
答えは……「ゴール(得点)成立」です!
途中で誰にも触れずにゴールキックから直接ボールを受けているので、どれだけ待ち伏せしていてもオフサイドにはならないんですね!

ケース2:ゴールキックを味方がヘディングでそらしてパスになった場合

次は少し違うパターンです。
味方キーパーがゴールキックを蹴った瞬間、ストライカーのBさんは同じように相手ゴール前で待ち伏せをしていました。
しかし今度は、キーパーが蹴ったボールを中盤にいた味方のCさんがジャンプしてヘディング!
ボールは前方にそらされ、待ち伏せしていたBさんの元へ転がり、Bさんはそのままシュートを決めました。
この場合、判定はどうなると思いますか?
正解は……「オフサイドの反則」となり、ノーゴールです!
Cさんがヘディングでボールに触れた瞬間(パスが出た瞬間)が判定の新たな基準になるため、その時にオフサイドポジションにいたBさんがボールに関与したことで反則が成立してしまうんですよ。
途中で誰かが触るかどうかで、天国と地獄ほどの結果の違いが出るなんて驚きですよね!

ケース3:最新テクノロジーでも判定が変わらない特例ルール

最近のサッカー中継を見ていると、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)という映像判定システムがよく使われていますよね!
ミリ単位でオフサイドが判定される厳しい時代ですが、ここで気になるのが「体のどこが出たらアウトなの?」という点ではないでしょうか?
現行のルールでは、手や腕を除く身体の一部(頭、胴体、足など得点できる部位)が判定の対象になるとされています。
つまり、手だけが相手の守備ラインより前に出ていても、オフサイドにはならないんですよ。
ちなみに、IFAB(国際サッカー評議会)というルールを決める組織では、「体の一部でもオフサイドライン上に残っていればオンサイド(セーフ)」という、より攻撃側に有利な新しい基準案も検討されているそうです。
導入時期は大会によって異なる可能性がありますが、ルールも日々進化しているなんて面白いですよね!
もちろん、ゴールキックから直接ボールを受ける場合は特例なので、VARのミリ単位の判定を気にする必要は全くありませんよ!
どんなに最新技術が導入されても「直接受ければセーフ」という大原則は変わらないとされています。

ゴールキックとオフサイドの関係をスッキリおさらい!

ここまで、ちょっと複雑なサッカーのルールについてお話ししてきましたが、いかがでしたか?
今回の重要ポイントを簡単におさらいしておきましょう!
  • オフサイドは基本的に「ゴール前での待ち伏せ」を禁止するルール
  • しかし、ゴールキック・スローイン・コーナーキックから「直接」受けた場合は例外としてオフサイドにならない
  • ゴールキックを途中で誰かが触ってから受けた場合は、通常のパスと同じ扱いになりオフサイドになる
  • オフサイドの反則をした場合は、相手チームに間接フリーキックが与えられる
基本は待ち伏せ禁止だけど、3つのリスタートの時だけは例外!
これさえ覚えておけば、もうオフサイドルールで迷うことはありませんね!
初心者の方にも説明しやすいシンプルな枠組みなので、もし周りにサッカーのルールで悩んでいるお友達がいたら、ぜひこの「例外3つ」を教えてあげてくださいね。

ルールを知ればサッカー観戦はもっともっと面白くなりますよ!

「オフサイドって難しそう…」と苦手意識を持っていた方も、この記事を読んで少しでもモヤモヤが晴れたならとっても嬉しいです!
サッカーのルールって、知れば知るほど「どうしてこういうルールになっているんだろう?」という発見があって、試合を見る目が全く変わってくるんですよ。
次に試合を観戦する時や、実際にグラウンドでプレーする時は、「あ、今のゴールキックだから思い切って前線で待ち伏せしても大丈夫だな!」なんて、ぜひ意識してみてくださいね。
あなたがこれからもっともっとサッカーを楽しんで、素晴らしいスポーツの時間を過ごせるよう応援しています!
さあ、ルールを味方につけて、次の試合も思いっきり楽しんでいきましょうね!