
お子さんがサッカーを始めて、「今度、グラウンド作りの手伝いをお願いします!」なんて言われたこと、ありませんか?
あるいは試合を観に行って、「あれ、大人のコートよりだいぶ小さい気がする……」と感じたパパやママも多いのではないでしょうか?
実は、小学生年代のサッカーには、大人とは違う専用のルールとコートサイズがしっかりと決まっているんですよ!
「どうやってラインを引けばいいの?」「広さはどのくらいなの?」と疑問に思っているあなたへ。
この記事を読めば、小学生向けコートの規格やラインの意味がバッチリわかりますよ!
コートの作り方や学年ごとの違いも知ることができるので、次にグラウンドに立つときは、もう迷わずに準備のお手伝いができるはずです。
さっそく、小学生がプレーするサッカーコートの秘密を一緒に覗いてみましょう!
小学生年代の基本!コートサイズは68m×50m

まず結論からお伝えしますね。
現在、日本の小学生年代(U-12)のサッカーでは、8人制サッカーが主流となっています!
それに伴い、日本サッカー協会(JFA)が推奨している8人制のコートサイズは、タッチライン(縦)68m × ゴールライン(横)50mなんです。
「数字だけ言われてもピンとこないなぁ」という方もいらっしゃるかもしれませんね。
簡単に言うと、大人がプレーするフルコート(11人制)の約半分くらいの広さだとイメージしてみてください!
一つのフルコートを真ん中でパカッと半分に割ると、ちょうど小学生用の8人制コートが2面作れるようになっているんですよ。
これ、すごく合理的にできていて驚きですよね!
なぜ大人のサイズと違うの?8人制が導入された理由

「そもそも、どうして小学生は11人制じゃなくて8人制なの?」
「大人のコートをそのまま使っちゃダメなの?」
そんな疑問が湧いてくるのではないでしょうか。
実は、コートが小さく、人数が少ないのには、子どもたちの成長を第一に考えた明確な理由があるんですよ!
1人あたりのボールに触る回数を増やすため
一番大きな理由は、なんといっても子どもたちがボールに触れる機会を増やすことです!
11人制の広いコートで試合をすると、体格やスピードのある一部の選手ばかりがボールに関わってしまいがちですよね。
まだ技術が未熟な子は、試合中ずっと走っているだけでボールに一度も触れなかった……なんて悲しいことも起こり得ます。
そこで、人数を8人に減らし、コートサイズをギュッと縮めることで、どんな選手でもボールに絡むチャンスが格段に増えるんですよ!
ボールを触る回数が増えれば、パスやドリブルの練習成果を発揮しやすくなりますし、なによりサッカーがもっと楽しくなりますよね。
失敗も成功もたくさん経験できる環境を作ることが、8人制最大のメリットなんです!
大人用フルコートとの決定的な違い
参考までに、大人がプレーする11人制のコートサイズについても触れておきましょう。
FIFA(国際サッカー連盟)が推奨する国際大会用の規格は、なんとタッチライン105m × ゴールライン68mもあるんです!
日本のJリーグのスタジアムも、ほとんどがこのサイズで作られていますよ。
小学生の68m×50mと比べると、その差は一目瞭然ですよね。
大人の広大なコートを小学生が走り回るのは、体力的にもかなり過酷です。
だからこそ、子どもたちの体力や歩幅に合わせた最適なサイズとして、8人制のコートが設定されているというわけなんですね!
コート作りに役立つ!各ラインの寸法と裏技

さて、ここからは少し実践的なお話をしていきますよ!
「グラウンドのライン引きをお願い!」と頼まれたとき、外側の線(タッチラインとゴールライン)だけを引けばいいわけではありませんよね。
ペナルティエリアやセンターサークルなど、中にもたくさんの線を引く必要があります。
ここでは、コート作りに欠かせない具体的な寸法と、知っておくと自慢できる裏技をご紹介します!
ペナルティエリアなどの重要なライン寸法
8人制サッカーのJFA推奨サイズ(68m×50m)の場合、各エリアの寸法も細かく規定されています。
グラウンド作りで迷わないように、主なエリアの数字を整理しておきますね!
- ペナルティエリア:ゴールポストの内側から左右に12m、前に12m進んだ線を結んだ長方形(幅29m × 奥行き12m)
- ゴールエリア:ゴールポストの内側から左右に4m、前に4m進んだ線を結んだ長方形(幅13m × 奥行き4m)
- センターサークル:コートの中心から半径7mの円
- ペナルティマーク:ゴールラインの中央から前方に8mの地点
特にペナルティエリアとゴールエリアの広さは、ゴールキーパーが手を使える範囲や、ゴールキックの再開位置に関わるので、正確に引くことがとっても大切なんですよ!
最初は数字が多くて戸惑うかもしれませんが、何度かメジャーで測っているうちに自然と覚えられちゃうので安心してくださいね。
学年によってサイズが変わるって本当?
ここでちょっとした豆知識です!
先ほどお伝えした「68m×50m」というサイズですが、これは主に高学年(5・6年生)や公式戦を想定した基準なんです。
実は、学年や会場の事情に合わせてコートサイズを変更しても良いとされているんですよ!
まだ体の小さな低学年の子たちが68mのコートを走るのは、やっぱり少し大変ですよね。
そのため、練習試合や地域の大会などでは、以下のような目安で運用されることがよくあります。
- 低学年(1・2年生):縦40〜50m × 横25〜30m
- 中学年(3・4年生):縦50〜60m × 横30〜40m
- 高学年(5・6年生):縦60〜70m × 横40〜50m
会場となる小学校の校庭が少し狭い場合でも、「絶対このサイズじゃないとダメ!」というわけではないので安心ですよね。
子どもたちが無理なく、かつ存分に走り回れるサイズに調整するのが、現場では一番大事なポイントだったりします。
直角をきれいに出す魔法!「3:4:5の法則」
コート作りの一番の難関……それは「角を綺麗な直角(90度)にすること」ではないでしょうか?
適当に線を引いてしまうと、平行四辺形みたいな歪んだコートになってしまいます。
そこで大活躍するのが、算数の授業で習ったかもしれない「3:4:5の法則」(ピタゴラスの定理)なんです!
実はこれ、現場のコーチやパパさんたちがみんな使っている裏技なんですよ。
やり方はとっても簡単です!
- まず、基準となるゴールライン上に「3m」のポイントをとります。
- その角からタッチライン(縦)の方向へ「4m」メジャーを伸ばします。
- ゴールライン上の3mの地点から、タッチラインの4mの地点へ向けて「5m」メジャーを伸ばします。
- 3辺がピタリと「3m」「4m」「5m」の三角形になったとき、その角は間違いなく綺麗な直角(90度)になっています!
もちろん、3m・4m・5mではなく、倍の「6m・8m・10m」で測ると、さらに精度が高くなりますよ。
これを知っているだけで、「おっ、あのパパさん、コート作り慣れてるな!」と周りから一目置かれちゃうかもしれませんね!
小学生のコート規格をおさらいしよう
ここまで、小学生のサッカーコートについて詳しく見てきましたが、いかがでしたでしょうか?
おさらいとして、重要なポイントをもう一度まとめておきますね!
- 日本の小学生は8人制サッカーが基本である
- JFA推奨の公式コートサイズは縦68m × 横50m
- 大人用フルコートの約半分の広さになっている
- ペナルティエリアやゴールエリアの寸法も専用のサイズが規定されている
- 低学年や中学年、会場の広さに合わせてサイズを調整してもOK
- コート作りの直角出しには「3:4:5の法則」が大活躍する
これらのポイントを押さえておけば、もう小学生のサッカーコートについては完璧ですね!
子どもたちがのびのびとプレーできる環境は、こうして緻密なルールと工夫によって作られているんですよ。
コートの知識を活かして、もっとサッカーを楽しもう!
この記事を通して、サッカーコートの広さやラインの意味を知っていただけたなら嬉しいです。
次に試合を観戦するときは、「あ、ここがペナルティエリアの12mの線だな」「あのコートは少し小さめだから低学年用かな?」なんて、今までとは違った視点で楽しめるはずですよ!
そして、もしコーチから「グラウンド作り、手伝ってもらえますか?」と声をかけられたら、ぜひ自信を持って「はい!」と答えてみてくださいね。
メジャーを持って「3:4:5の法則」で直角を出すあなたの姿に、お子さんもきっとカッコいいと思ってくれるはずです!
保護者のみなさんが作った最高の舞台で、子どもたちが元気いっぱいにボールを追いかける姿を、これからも全力で応援していきましょう!