
サッカーの試合を見ていると、審判が「緑色のカード」を高く掲げているシーンを見たことはありませんか?
「あれ?イエローカードやレッドカードじゃないの?」
「そもそも緑色のカードなんてあるの?」
と、不思議に思った方も多いのではないでしょうか!
実はこれ、反則を注意するためのカードではないんです。
選手たちの素晴らしい行動や、相手を思いやる優しさを「褒めるため」の特別なカードなんですよ。
この記事では、そんな素敵な取り組みであるグリーンカードがどんな意味を持っているのか、そして実際にどんな時に出されるのかを詳しくご紹介します!
最後まで読んでいただければ、「なるほど、そんな素敵なルールがあるんだ!」と感動すること間違いなしです。
次からサッカーの試合を見るのが、もっともっと楽しくなるはずですよ!
それでは、さっそく一緒に見ていきましょう!
グリーンカードは「良い行い」を褒める特別なカード!

サッカーのルールと聞くと、ファウルをした時に出されるイエローカードやレッドカードを思い浮かべますよね?
それらのカードが「やってはいけないこと」を注意したり罰したりするためのものなのに対して、グリーンカードは全く逆の役割を持っているんです!
ズバリ、フェアプレーやリスペクトの精神、相手への思いやりを称えるためのカードなんですよ!
審判が選手の反則を取り締まるだけでなく、「今の行動、すごく良かったよ!」とみんなの前で褒めてくれるなんて、とっても素敵な仕組みだと思いませんか?
子どもたちがサッカーを通して、ルールを守ることの大切さや、相手を敬う心を自然に学べるようになっているんですね。
どうしてグリーンカードが導入されたの?その理由と背景

「そんな良いカードがあるなら、プロの試合でもどんどん使えばいいのに!」と思うかもしれません。
でも、日本のサッカーでは少し特別な位置づけになっているんですよ。
なぜグリーンカードが誕生したのか、その背景を詳しく解説しますね!
JFA(日本サッカー協会)の少年サッカーへの想い
日本では、JFA(日本サッカー協会)が2004年度からこのグリーンカード制度を導入しました。
主にU-12、つまり小学生以下の年代の大会で積極的に使われているんです!
その最大の理由は、禁止事項を指摘するだけでなく、良い行動を積極的に認めることを通して、子どもたちにフェアプレーやリスペクトの意識を育てることなんです。
大人でもそうですが、ダメなところを怒られるよりも、良いところを褒められた方がモチベーションが上がりますよね!
サッカーというスポーツを通して、子どもたちの心の成長をサポートしたいという、JFAの温かい願いが込められているんですよ。
選手だけじゃない!ベンチや応援団も対象になる!?
驚きなのが、グリーンカードを出されるのはピッチでプレーしている選手だけではないということです!
JFAの資料によると、チーム全体やベンチにいる監督、コーチなどのオフィシャルが、試合を通じてポジティブな態度を示した場合も評価の対象になり得るんですよ。
2026年10月に報道された岩手県サッカー協会の取り組みでも、良いコーチングをして子どもたちを励ましたベンチに向けて、審判がカードを出す場合があると紹介されています。
「ナイスプレー!」と声をかける大人の姿勢も、しっかり見られているんですね!
みんなで気持ちの良い空間を作り上げようとする姿勢が、グリーンカードを引き出す原動力になっているんです。
実際にあった!心が温まるグリーンカードの事例4選

「じゃあ、具体的にどんな行動をしたらもらえるの?」と気になりますよね。
ここからは、実際の試合で見られた素晴らしい事例を4つご紹介します!
どれも、聞いているだけでホッコリするようなエピソードばかりなんですよ。
事例1:ケガをした相手を思いやり、試合を続ける配慮
JFAの資料でも「リスペクト」の具体例として紹介されている、とても代表的な事例です。
試合中、激しい競り合いの後に相手選手がケガをしてピッチに倒れ込んでしまいました。
それに気づいた選手が、自分のチームのチャンスだったかもしれないのに、自らボールをピッチの外に蹴り出してプレーを止めてあげたんです。
さらに素晴らしいのはこの後です!
ケガの対応が終わって試合が再開される時、相手チームはスローインでボールを丁寧に返してあげました。
こうしたお互いを思いやり、助け合う行動に対して、審判から見事グリーンカードが提示されたんですよ!
勝つことだけではなく、仲間や相手を大切にする気持ちが表れた素敵なシーンですよね。
事例2:自ら進んでボールを取りに行く気遣い
2026年10月、岩手県サッカー協会が小学生以下を対象に行ったイベントでの事例です。
試合中、ボールがピッチの外に出てしまい、相手チームのスローインになりました。
普通なら、自分たちのボールじゃないからと見ているだけの場面かもしれません。
しかし、ある選手は転がっていったボールを自分から進んで走って取りに行き、相手選手に渡してあげたんです!
派手なスーパープレーではありませんが、こうした小さな気遣いや優しさを、審判は見逃しませんでした。
「相手のために動けるって素晴らしいね!」というメッセージを込めて、グリーンカードが提示されたんですよ。
こんな優しい子どもたちが育っているなんて、本当に嬉しいですよね!
事例3:正直な自己申告で正しい判定に導く(イタリアの事例)
こちらは日本の少年サッカーではなく、海外プロリーグでの少し珍しい事例をご紹介しますね。
2016年、イタリアのセリエB(2部リーグ)の試合での出来事です。
ヴィチェンツァというチームに所属するクリスティアン・ガラノ選手がシュートを打ち、ボールは枠を外れました。
審判は「相手選手に当たって出た」と判断してコーナーキックを指示しましたが、ガラノ選手はなんと自ら審判に駆け寄り、「誰にも当たっていません。相手のゴールキックが正しいです」と伝えたんです!
この正直な申告によって判定が覆り、イタリアのリーグ独自のフェアプレー施策として、彼にグリーンカードが認められました。
自分たちに不利になることでも、正々堂々とプレーする姿勢は、まさにスポーツマンシップの鑑ですよね!
※ちなみに、これはイタリア独自の運用なので、日本の少年サッカーのルールとは少し異なりますが、精神は同じなんですよ。
事例4:なんと大会の順位決定に影響した驚きのケース!
グリーンカードが「単なる名誉」だけにとどまらなかった、驚きの事例もあるんです。
2018年に行われた日本の少年サッカー大会での出来事でした。
予選リーグが終わり、2つのチームが勝点、得失点差、総得点、そして直接対決の結果まで、全て同じ成績で並んでしまったんです。
「これ、どうやって順位を決めるの?」と思いますよね。
大会の規定では、最後の判断基準として「累積カードのポイント」が設定されていました。
両チームともイエローカードやレッドカードは1枚もありませんでしたが、大阪市ジュネッスというチームがグリーンカードをもらっていたんです!
その結果、フェアプレーが評価されて大阪市ジュネッスが上位となり、見事決勝トーナメントに進出しました。
大会のルール次第ではありますが、普段からのフェアなプレーが、チームの勝利や未来を切り開く大きな力になることもあるんですね!
サッカーのグリーンカードについてのおさらい
ここまで、サッカーのグリーンカードについて一緒に見てきましたが、いかがでしたでしょうか?
どんなカードなのか、最後にもう一度ポイントを整理しておきますね!
- イエローやレッドとは違い、フェアプレーや思いやりを「褒める」ためのカードです!
- 日本では主に少年サッカー(U-12)で、子どもたちのリスペクトの心を育てるために導入されています。
- ケガをした相手を助けたり、進んでボールを拾ったりする優しい行動が評価されます!
- 選手だけでなく、良い声かけをしたベンチの監督やコーチに出されることもあります。
- 大会によっては、グリーンカードの数がチームの順位を上げるカギになることも!
ダメなことを罰するのではなく、「良いところを見つけて褒める」という仕組みがあることは、サッカーというスポーツの素晴らしい魅力の一つですよね。
子どもたちにとっても、グリーンカードをもらった経験は一生の宝物になるはずです!
もし今後、お子さんの試合や近所の少年サッカー大会を見に行く機会があったら、ぜひボールの行方だけでなく、審判の手元や選手たちの小さな行動にも注目してみてくださいね!
ピッチの上で生まれる優しい気遣いやフェアプレーの数々に気づくことができれば、きっと心がポカポカ温かくなるはずですよ。
これからも、子どもたちの健やかな成長と素晴らしいスポーツマンシップを、みんなで一緒に応援していきましょうね!
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!