
サッカー中継を見ていると、「今のファウルはDOGSO(ドグソ)ですね!」なんて解説を聞くこと、最近増えましたよね。
「あれ?こんな言葉、昔からあったっけ?」「サッカーのdogsoはいつから使われるようになったんだろう?」と気になって検索したのではないでしょうか?
実はこのDOGSO、ルールの概念が生まれた時期と、日本でその名前が定着した時期に大きな違いがある、とっても興味深い歴史を持っているんですよ!
この記事を読めば、DOGSOの歴史的な背景から、実際の判定基準までバッチリわかっちゃいます。
次に試合を見る時には、「今のプレー、DOGSOの4要件に当てはまるんじゃない?」なんて、周りのサッカーファンのお友達に自慢できちゃうかもしれませんね!
さあ、一緒にサッカーのディープで面白い世界へ飛び込んでみましょう!
ルール誕生は1990年、日本での用語定着は2018年!

まずは一番気になる結論からお伝えしますね!
「サッカーのdogsoはいつから?」という疑問に対する答えは、ずばり「ルール自体の起源は1990年、日本でDOGSOという言葉がルールブックに載ったのは2018年」なんです。
「えっ!そんなに前からあったの?」と驚かれた方も多いのではないでしょうか?
DOGSO(ドグソ)とは「Denying an Obvious Goal Scoring Opportunity」の頭文字をとった言葉で、日本語では「決定的な得点機会の阻止」と呼ばれています。
一発退場(レッドカード)になってしまう、とっても重い反則なんですよ。
長年「決定機阻止」なんて呼ばれていましたが、最近になって「DOGSO」というかっこいい略称で一般のファンにも浸透してきました。
では、なぜ1990年にこのルールが生まれ、どうして2018年になってから言葉が広まったのか、その秘密を次で詳しく見ていきましょう!
どうして1990年に新しいルールが作られたの?

ルールの歴史をたどると、当時のサッカー界が抱えていた大きな悩みが浮き彫りになってきます。
ここからは、DOGSOが生まれた背景から現在に至るまでのストーリーを解説していきますね!
1980年代に急増した「プロフェッショナル・ファウル」問題
時計の針を1980年代に戻してみましょう。
当時のサッカー界では、ある「ズルいプレー」が横行して問題になっていました。
それが「プロフェッショナル・ファウル(意図的なファウル)」です。
どういうことかというと、「あ、このまま行かれたら絶対にゴールを決められちゃう!」という大ピンチの時に、わざと相手選手を引っ張ったり蹴ったりしてファウルで止めてしまう戦術のことなんですね。
当時のルールでは、こうしたファウルに対する罰則がまだ甘かったため、「点を取られるくらいなら、ファウルしてでも止めちゃえ!」と考える選手が増えてしまったんです。
でも、これって見ている観客からすると、せっかくのワクワクするゴールシーンが台無しになってしまって、全然面白くないですよね?
そこで、「得点機会を不当に止める行為には、もっと厳しい罰を与えなければ!」という声が高まっていきました。
1990年イタリアW杯での画期的なルール変更
そんな声を受けて立ち上がったのが、世界のサッカーのルールを決める組織です。
1990年に開催されたイタリア・ワールドカップのタイミングで、ついに「得点機会を阻止する反則」に対する厳しい罰則規定が明記されました!
これが、今のDOGSOのルールの「一番最初の姿」なんですよ。
「決定的なチャンスをわざと潰したら、一発退場(レッドカード)にするよ!」という明確なルールができたことで、選手たちはズルいファウルを安易にできなくなりました。
まさに、サッカーをよりフェアで魅力的なスポーツにするための大改革だったんですね!
2007年と2018年の大きな転機
1990年に生まれたこのルールですが、その後も少しずつ進化を続けてきました。
2007年には「決定的な得点の機会の阻止」という独立した項目として競技規則にまとめられ、ルールとしての位置づけがさらにハッキリしました。
そして、日本のファンにとって一番大きな出来事が起きたのが2018年です!
なんと、日本サッカー協会の競技規則に初めて「DOGSO(ドグソ)」というアルファベットの略語が正式に記載されたんですよ。
審判さんたちの間では以前から使われていた専門用語でしたが、これがルールブックに載ったことで、一気に公式感が出ましたよね。
VARの普及でDOGSOが一気に身近な言葉に!

「でも、2018年にルールブックに載ったからって、どうして急にテレビの解説とかでよく聞くようになったの?」と不思議に思いませんか?
その最大の理由は、なんといってもVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の導入なんです!
2020年以降、JリーグなどでもVARが本格的に運用されるようになりました。
DOGSOは一発退場に関わるものすごく重要な判定なので、主審が迷った時や見逃した時には、VARが介入して映像でじっくり確認することになります。
その際、テレビの解説者さんや実況アナウンサーさんが、「これはDOGSOに当たるかどうかの確認ですね!」と説明する機会がグッと増えたんです。
さらに、サッカー番組での判定解説コーナーなども人気になり、「DOGSO」という言葉はあっという間に一般のサッカーファンにも知られるおなじみの用語になりました。
難しい審判用語が、映像テクノロジーのおかげで私たちの身近な言葉になったなんて、なんだか現代的で面白いですよね!
そもそもDOGSOってどんな基準で判定されるの?
さて、「歴史はわかったけど、じゃあ具体的にどんなプレーがDOGSOになるの?」と気になってきたのではないでしょうか。
実は、ただピンチを防いだだけでDOGSOになるわけではありません。
審判さんは、ある「4つの要件(条件)」を瞬時にチェックして判定を下しているんですよ!
ここを知っておくと、試合観戦が100倍楽しくなりますので、ぜひ覚えていってくださいね。
DOGSOを決める「4つの要件」を分かりやすく解説!
DOGSOが成立するためには、ファウルが起きた瞬間に以下の4つの要件がすべて揃っていることが必要になります。
1つでも欠けていたら、一発退場のDOGSOではなく、警告(イエローカード)止まりの「SPA(スパ:大きなチャンスの阻止)」という別の反則になるんです。
では、その4要件を順番に見ていきましょう!
1. ゴールまでの距離
1つ目は、「ファウルが起きた場所から、相手のゴールまでの距離」です。
当然ですが、相手ゴールに近ければ近いほど「決定的なチャンス」と言えますよね。
逆に、まだ自分たちの陣地のペナルティエリア付近(自陣深く)でファウルされた場合は、ゴールまで遠すぎるのでDOGSOにはなりにくいんです。
「今のはゴールに十分近かったか?」が最初のチェックポイントになります!
2. プレーの方向
2つ目は、「攻撃している選手が、全体として相手ゴールに向かってプレーしているか」です。
もし、攻撃側の選手がボールを持っていても、ゴールに背を向けていたり、コーナーフラッグの方へ逃げていたりしたら、すぐにシュートは打てませんよね。
一直線にゴールに向かっている!という勢いや方向性がとっても大事なんです。
3. ボールをコントロールできる可能性
3つ目は、「攻撃側の選手が、そのボールを確実にコントロールしていたか、またはコントロールできる可能性があったか」です。
たとえば、味方からのパスが長すぎて、どっちみち追いつけなかっただろうな……というボールに対してファウルを受けても、DOGSOにはなりません。
「ファウルされなければ、絶対にボールを蹴れていたのに!」という状況かどうかが問われます。
4. 守備側選手の位置と数
最後の4つ目が、一番議論になりやすいポイントです!
それは「ファウルをした選手以外に、カバーに入れそうな守備側の選手が近くにいたか」という点です。
もし、ゴールキーパー以外にディフェンダーが誰もいなくて、完全に1対1の状況だったら、それはもう大ピンチ(大チャンス)ですよね。
でも、すぐ横にもう一人味方のディフェンダーが走っていて、「ファウルがなくても、あのディフェンダーが追いついて止められたかもしれないな」と審判さんが判断した場合は、DOGSOにはならないんですよ。
「抜かれたらもう誰もいない!」という絶望的な状況だったかどうかが、大きな分かれ目になります。
知っておきたい「三重罰」との関係
DOGSOを語る上で、もう一つ知っておきたいのが「三重罰(さんじゅうばつ)」という言葉です。
以前は、ペナルティエリアの中でDOGSOの反則をすると、次のような3つの重い罰が一度に下されていました。
- 相手にペナルティキック(PK)が与えられる
- ファウルをした選手は一発退場(レッドカード)になる
- さらに、その選手は次の試合も出場停止になる
これ、あまりにも厳しすぎますよね……。
PKを与えた時点で「得点のチャンス」は相手に戻っているのに、さらに退場させられて次の試合も出られないなんて、チームにとっては大打撃です。
そこでルールが改正され、現在では「ペナルティエリア内でのDOGSOでも、ボールにチャレンジしようとした結果のファウルであれば、イエローカード(警告)に減らしてあげるよ」という風にルールが優しくなりました。
ただし、手でボールを扱ったり、後ろからわざと蹴ったりするような悪質なファウルの場合は、ペナルティエリア内でも容赦なくレッドカードが出ますので注意が必要ですね!
サッカーのDOGSOの歴史と意味のおさらい
ここまで、サッカーのDOGSOについてたっぷりと解説してきましたが、いかがでしたか?
最後に、この記事の重要ポイントをサクッとおさらいしておきましょう!
- DOGSO(決定的な得点機会の阻止)のルール起源は、プロフェッショナル・ファウル対策として生まれた1990年のイタリアW杯
- 2007年に独立したルールになり、2018年に日本の競技規則に「DOGSO」という略語が登場
- VAR(ビデオ判定)の普及によって、テレビ中継でも解説されるようになり、一般ファンにも広く定着した
- 判定には「ゴールまでの距離」「プレーの方向」「ボールコントロールの可能性」「守備側選手の位置と数」の4要件すべてが必要
言葉としては2018年ごろからよく聞くようになりましたが、その裏には「ずるいプレーをなくして、フェアで面白いサッカーを守りたい」という、30年以上前からのサッカー界の熱い想いが込められていたんですね。
こういう歴史背景を知ると、サッカーのルールって本当に奥が深くて面白いなぁと思いませんか?
いかがでしたでしょうか?
今まで「なんか難しい審判用語だなあ」と聞き流していたDOGSOという言葉が、少し身近に感じられるようになったのではないでしょうか。
次にサッカーの試合を見る時は、ぜひ「今のファウル、DOGSOの4要件を満たしてるかな?」なんて、審判さんと同じ目線でチェックしてみてくださいね。
「あ、ディフェンダーがもう一人カバーに入ってたから、これはレッドじゃなくてイエローだね!」なんてサラッと言えたら、周りの人から「おっ、詳しいね!」と尊敬の眼差しで見られちゃうかもしれませんよ。
これからも、サッカーの奥深い魅力をたっぷり味わいながら、楽しく応援していきましょう!
あなたのサッカー観戦ライフが、もっともっと素晴らしいものになりますように!