浦和DF宇賀神が29歳での初選出に「1秒でもいいから試合に出たい」と意欲を見せた。遠征先の韓国から帰国し「向こうで一報を聞いてまさか自分が...という状態だった」。年代別の代表歴もなく「それを反骨心にやってきた」と振り返り「うまく溶け込むためにもプレーでもピッチ外でも突っ込んでいきたい」。

山形FW永藤歩が恩返しの2戦連続ゴールを狙う。永藤は昨季まで山形のコーチを務めた、湘南の高橋健二ヘッドコーチに成長した姿を見せると意気込んだ。チームは25日、天童市内で約2時間の非公開練習を行った。

 かつての恩師との初対戦へ「点を取って成長を見せたい」と闘志を燃やした。千葉・市船橋高から加入したルーキーイヤーの昨季は、全体練習後に高橋コーチに居残り練習を手伝ってもらった。足元でのボールコントロールなどの基礎をたたき込まれ、「自信のついた1年になった」とプロとしての基盤を築くことができた。育ててくれた感謝があるからこそ「(高橋)健二さんに『この野郎!』と言われる活躍がしたい」と笑顔で話した。

 今季出場6試合目となった前節の山口戦で今季初ゴールを決めた。進化の証しは2戦連続弾で示せばいい。「早く1点取りたいとずっと思っていたので、やっと決められたのは大きい。これから1試合ずつゴールを積み重ねていけたら」と意欲的。伸び盛りの19歳が、恩師の前でさらなる成長を見せる。

札幌MF早坂良太が、古巣討ちでチームを上昇気流に乗せる。2010年から昨季までの7季在籍した鳥栖は「プロとして色んなものを学ばせてもらった、素晴らしい時間を過ごせた場所」という思い出多きクラブ。初対戦に向け、「しっかり準備してやるだけ」と25日の練習を充実の表情で終えた。

 初めて敵として、ベストアメニティスタジアムに乗り込む。「今のところ実感はないけど、違うロッカーに入ったら感じるものがあるかもしれない」と思いを口にした。JFLホンダで2年間プレーした後、当時J2の鳥栖に入団。2年目の2011年に37試合で10得点を挙げ、2位の原動力となり、J1昇格。以降、J1の舞台に立ち続けた。「間違えてパスしないように気をつけます」とおどけるほど、なじみ深いチームだが、私情は捨てる。J1残留という目標に共感し、札幌への移籍を決めた男は「今は完全に相手として戦うんだから。勝利を目指して、一生懸命やるだけ」と表情を引き締めた。

 公式戦3連敗で迎える一戦もブレはない。「こういう時期は来るもの。こういう時はチームが一丸となって、厳しく戦う事が大事」と強調した。Jデビューは2010年3月7日、ベアスタでの札幌戦だった。1―1に終わった戦いから7年、立場を逆にして迎える一戦で、早坂が嫌な流れを断ち切る。

6年前の夏。こんな日が来るとは想像もできなかった。立命大4年だった加藤が「海外挑戦する」ということで取材した。「今は期待と、やれるという自信しか頭にありません」。2週間後、最初の挑戦の地・アルゼンチンに向かった。

 当時の印象は、長短のパスが持ち味で得点力のある技巧派MF。早々に大学の卒業単位を取得し、現地で使うスペイン語も勉強していた。周囲の不安をよそに用意周到だった。記事の掲載紙を和歌山・新宮市の自宅に送った。家族からは「どうしてこんなにどデカい夢に向かってしまったのか...。あきれる反面、こんなに情熱を持ってやりたいことが見つかった息子がうらやましくもあります」とメッセージが届いた。

 契約したアルゼンチン4部のクラブでは、ビザの問題で試合に出場できなかった。一時日本に戻ってきたが、その後は東欧で一歩ずつキャリアを積んだ。タフなリーグで激しいプレースタイルを身につけたと聞く。「どデカい夢」をかなえた男の雄姿を楽しみにしている。

日本代表は、1997年のW杯予選初突破(フランス大会)から20周年を記念し、当時のユニホームのモチーフとなっていた炎をテーマにイベントを実施する。6月7日のシリア戦は、当時のユニホームのデザインをリニューアルした特別ユニホームを1試合限定で着用。このユニホームは2万枚限定で一般販売もされている。

自分が代表に呼ばれれば、僕のあとに続く人が出てくるかもしれません。

ベレーザは飛んで行く - [J論]

欲張りなところが、たぶんこの人のいいところだ。

名古屋はリーグ3位の横浜FCとのアウェー戦に向け、前節は累積警告による出場停止だったブラジル人MFワシントンがボランチでの先発復帰が濃厚。自身が先発した試合は5勝1分と抜群の戦績を誇っており、「つぶし屋」を自認する男が上位対決で勝利を呼ぶ。

 屈強なブラジル人が、横浜FCの攻撃を阻む壁となる。ここまでワシントンが先発した6試合は無敗。好成績について問われた助っ人は、屈託なく笑って言った。

 「(無敗は)もちろん知ってるよ。でもチーム全体にいいプレーヤーがいるし、良い成績を残せているのは自分だけの力じゃない。ただ負けていないということは、個人的にすごくうれしいね」

横浜FCのリーグ最年長選手でもあるキングカズことFW三浦知良が、「男のエステ ダンディハウス」のCMに登場することになった。28日から放送される、新テレビCM「行こうぜ、ダンディハウス。」フェイシャル篇、「行こうぜ、日本の男たち。」フェイシャル篇、「行こうぜ、ダンディハウス。」ボデイ篇、「磨こうぜ、日本の男たち。」ボディ篇にてお茶の間に登場する。カズがダンディハウスのCMに登場するのは、2002年以来、15年ぶりとなる。

 今年2月に50歳の誕生日を迎えたキング。CMでも引き締まったボディーを披露しており「最初に話をいただいた時は本当にビックリしました。もう15年も経っていますから。また僕がダンディハウスに出演するとはね、思ってもいなかったですけど、15年経った自分をうまく表現できたらいいなと思いました」とコメントした。

横浜FCのFWカズが"男磨き日本代表"に復帰した。ミス・パリ・グループが運営する「男のエステ ダンディハウス」の新テレビCMに、15年ぶりに出演することが決定。鍛え続けてきた50歳の肉体美を初披露し、タキシードやバスローブ姿でも登場する。28日から放送される。

 2002年以来のブランドキャラクター選出に、カズは「15年前も今も、毎日の生活がまったく変わりません。毎週毎週、試合が来て、その準備をする。そのために情熱を注ぐ。それに対する強い気持ちも変わっていません。変わったことは、15年分のキャリアを積んだこと。自分の夢に向かって努力することは必要だと思いますし、自分が成長したい気持ちを持つ。成長するために、自分だったら練習をしていく。試合で結果を出すために、やり続ける。人間はだらしなくしたら、どんどんそうなってしまう。自分自身を高めるために中身を鍛えると、外見も変わっていくと思う」と思いを明かした。

 1日24時間をサッカー選手としてピッチで躍動するために有効に使い、約30年のプロ生活を築いてきたカズ。心、体、技を磨き続けてきた。Jリーグ最年長出場、最年長ゴールなど、数々の記録を塗り替えてきた男だからこそ、説得力がある。「磨こうぜ、日本の男たち」。カズの言葉が、日本中の男たちの心に響くに違いない。

横浜FCのFW三浦知良の新CMが28日からオンエアされる。ミス・パリ・グループが運営する「男のエステ ダンディハウス」のブランドキャラクターに起用されたもので、カズが同社のCMに出演するのは15年ぶり。同社の開業は86年で、カズがプロデビューした年と重なるなど"縁"がある。CMはフェイシャル編、ボディー編など4パターンが撮影され、50歳とは思えない屈強な上半身やタキシード姿を披露した。

 現在も複数社のCMに出演するなど影響力、人気とも抜群のカズは「撮影は皆さんが、いいリズムでやってくださったので楽しかったです。精いっぱいやりました」とコメントした。

右かかと痛を抱える横浜MF斎藤が練習を途中で切り上げた。20日の仙台戦のプレー中に痛め、途中交代していた。ただ、「(切り上げたのは)予定通り」と当初から軽めの調整と決めていたとのことで内出血で腫れ上がっていた患部も見た目には治まった。

 27日の清水戦については「出たいけど金曜日の状態を見てからになる。まだ分からない」とぎりぎりまで調整を続けるが、エースを欠くとなると横浜にとって痛い状況だ。

ここまでリーグ戦11試合に先発出場の磐田MF中村俊が23日のトレーニング中に左太腿を痛め、左ハムストリングスの肉離れで全治3週間の診断が下された。10位のチームにとって大黒柱の離脱は痛手。6月4日のG大阪戦、同18日の浦和戦の出場も絶望的だ。

 厳しい状況に追い込まれたが2トップの一角、川又は「誰が出てもジュビロのユニホームを着ている以上、しっかり戦わないと。FWがチームを引っ張る」と前を向いた。

磐田はMF中村俊輔が左ハムストリング肉離れでトレーニング開始まで約3週間を要すると発表した。23日の練習中に負傷した。復帰は早くて来月末になる見込みで、27日の広島戦を含め、最低でもリーグ戦3試合は司令塔を失うことになった。

 現在、2連敗中のチームに暗雲がたれこめた。中村俊は今季12試合中11試合で先発出場。2得点2アシストと攻撃陣を引っ張るだけでなく、豊富な運動量で守備にも貢献していた。現在4勝3分5敗で10位のチームにとって、6月はG大阪、浦和と上位陣との対戦が続く。背番号10の戦線離脱は大きな痛手となりそうだ。

 また、24日のU―20W杯ウルグアイ戦前半に左足を負傷し退場したFW小川航基が、左ひざ前十字靱帯断裂と左膝半月板損傷と診断され、28日に帰国予定。全治は公表されていないが、一般的に全治6か月以上の重傷で若きストライカーの長期離脱も確実になった。

小川は南アフリカとの第1戦で同点弾を決めるなど好調だったが、ウルグアイ戦で負傷して前半20分で交代。全治までの期間は発表されなかったが負傷部位に腫れが残っているため途中離脱して28日に帰国することになった。25日、チームは27日に1次リーグ第3戦イタリア戦を行う天安に移動し控え組のみが屋外で調整。エースの痛い離脱を受け、内山監督は「残念ですけどこういうこともある」と話した。

 小川の代役候補の筆頭は、15歳の久保だ。ウルグアイ戦では小川に代わって前半20分から70分間プレー。3月のドイツ遠征では先発出場した練習試合でゴールを記録しており、指揮官は「そりゃもう、ドイツで選んできましたし」と話した。最初からピッチに送り込む態勢は整っている。勝てば自力で16強入りできるイタリア戦は小川も観戦予定。吉報を負傷したエースに届ける。

小川、左前十字靱帯断裂...全治最低半年

U―20代表FW小川航基が左前十字靱帯断裂及び左膝半月板損傷と診断され、チームから離脱することになった。24日のウルグアイ戦で左膝をひねり、前半20分に交代。韓国・水原市内の病院に直行して検査を行った。松葉づえを使わないと歩行できないが、腫れがひどいため27日のイタリア戦まで帯同し、28日に帰国する予定。全治はクラブに戻ってからの判断となるが、最低でも半年はかかる見込みだ。

 この日は控え組が天安市内で練習。エースの離脱に内山篤監督は「残念ですね。今はいるメンバーでやるしかない」と話した。

 イタリアに勝てば1次リーグ突破が決定。今大会は1次リーグ6組の3位のうち上位4チームも決勝トーナメント(T)に進出できるため、引き分けて勝ち点を4に伸ばせば突破の可能性は高い。指揮官が「イタリアは引き分ければ2位でいける。そういう文化のある国」と話すように、状況によっては日本も"イタリア化"して引き分けを狙うしたたかさが必要になってくる。

エイバルFW乾はハリルホジッチ監督の初陣となった15年3月以来、約2年ぶりの代表復帰を果たした。指揮官は「ここ最近、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれているのでロジカルだと思う」と選考理由を説明。乾は自身のツイッターで「久しぶりの招集で本当に嬉しい。練習からアピールして、W杯予選の勝利に貢献できるように頑張る」と意気込んだ。

 ただ、2得点を挙げたバルセロナ戦で足首を痛めたもようで、26日にも検査を受ける予定になっている。

C大阪MF山口は落選した清武の分まで戦う決意を口にした。「キヨくんとは長く一緒にやってきた。ケガして、復帰して最近継続して試合に出るようになった。もちろん悔しい思いは人一倍あると思うし、キヨ君の気持ちも背負いながら今回は向かわないといけない」。

 昨年10月のイラク戦では後半ロスタイムに決勝弾を叩き込んだ。「あれはたまたま。勝つことが一番。誰のゴールでも良い」と話し、新戦力の加藤に関しては「同じポジションとして負けないようにしたい」と意気込んだ。

ブルガリアリーグでプレーするMF加藤がサプライズ選出された。ハリルホジッチ監督は「彼はボールを奪う人という役割。それからしっかり組み立てもできる。このような選手をテストしてみたい。見てみたい」と選出した理由を熱く説明した。

 異色の経歴を持つ27歳のボランチだ。立命大在学中にアルゼンチンへ渡ったが、正式契約には至らず帰国。12年にJ2町田で1年プレーした後に欧州挑戦。ブルガリアリーグでは昨年6月からプレーしている。指揮官はほぼ1年かけて加藤を追跡。シリル、ジャッキー両コーチを現地に各2試合ずつ派遣し、自身も映像で数試合をチェックした。

 「少し蛍(山口)に似ている」とプレーについては語った。アグレッシブなプレーや予測能力などを高評価。即戦力としては否定しながらも「直接、私の目で見て、彼の能力を判断したい」と話し、秘密兵器として期待していた。

プロ8年目の29歳DF宇賀神が初招集された。浦和では本職の左ワイドに加え3バックの左右をこなす。年代別の代表歴もないが「反骨心でやってきた。求められることを理解して、うまく溶け込んでいけるよう、ピッチでもピッチ外でも臆することなく突っ込んでいきたい」と話した。

 ハリルホジッチ監督の構想では左SBでの起用が濃厚だ。日頃から代表戦のチェックも欠かさない。「うまいポジショニングを取って攻撃参加したい」と意気込んだ。

「彼のような選手が必要。中盤での存在感ですよね。守備面、攻撃面、ヘディングも強い選手ですから。相手もかなりアグレッシブに来ると思いますし、今野のような選手はたくさんいません」

 3月23日のW杯アジア最終予選UAE戦では、2年ぶりにA代表に選ばれたにもかかわらず、八面六臂の活躍。持ち前の高いボール奪取能力を見せ、1得点も挙げた。だが、その試合で左足小指を骨折。約2カ月間、離脱している。ハリルホジッチ監督は従来、ケガ人の招集には慎重な姿勢を示しているが、それでも何度も今野の名前を挙げてイラク戦のキーマンであることを強調した。

 今野はすでに部分合流を果たしており「状態?だいぶ良い。とにかく俺はコンディションを上げるしかない」と完全復活が近いことを示唆した。ただハリルホジッチ監督が期待している練習試合・びわこ成蹊大戦(28日)での実戦復帰に関し、G大阪の長谷川監督は「出場は回避します」と明言。ピッチに戻るのは、早くても6月4日・磐田戦になる可能性が高い。

 イラク戦は勝てば6大会連続W杯に王手がかかる一戦。今野のコンディションがどこまで戻るのかは大きな焦点になる。

ケルンに所属する大迫勇也の代表招集を地元紙『エクスプレス』が大きく取り扱った。日本代表はキリンチャレンジカップ2017・シリア代表戦(6月7日)、2018 FIFAワールドカップ ロシア・アジア最終予選第8戦・イラク代表戦(同13日)に臨む日本代表25名を発表した。今季7ゴール8アシストを記録するなどケルンの攻撃をけん引した大迫もメンバーに名を連ねたが、地元メディアが以下のように報じた。

大迫が3月の代表戦で負傷を追いケルンに戻ってきたことに触れ「ケガなく2試合を終えて欲しい」と同選手を気遣った。また、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の「絶好調の選手は代表に選出される権利がある」という言葉を引用し、最終節のマインツ戦で1ゴール1アシストを記録した大迫は代表に大いに値すると評価した。

大迫は2016-17シーズン、FWアンソニー・モデストと絶妙なコンビネーションを見せ、チームの攻撃の中核を担った。日本代表でも、シーズン中の好調を維持してチームを勝利に導く活躍が期待される。

東欧を渡り歩く異色のフットボーラーが、ついに日本代表へと上り詰めた。ハリルホジッチ監督は加藤について「1年かけて追跡した。現地で(スタッフが)4試合ほど見た。(山口)蛍に似ている。ボールを奪う役割、組み立てもできる」と選出理由を説明。昨年9月の会見でも「ブルガリアのカトウも見てきた」と言及していた。

 加藤は13年に町田を退団後、モンテネグロ、ポーランド、ブルガリアでプレー。立命大在学中には2度のアルゼンチン留学を経験し、現地でボランチにコンバートされた。「ボールを奪い取ることには自信を持っている」と本人が話すように、173センチと小柄ながら球際に強く、ボール奪取能力にたけている。

 中立地イランで行われるイラク戦は劣悪なピッチ状態が予想されるが、加藤はモンテネグロで「ポイントが刺さらないほど硬くて、ボールもゴロで転がらない」ピッチにも慣れている。指揮官は「すぐにプレーさせるわけではない」と起用には慎重な姿勢だが、負傷を抱える今野の状態次第では出番が訪れる可能性もある。

 加藤は28日の海外組合宿から合流する。遠回りの末にたどり着いた憧れの場所。「国を背負えるのはすごいこと。子供たちに違った道もあると思ってもらえれば」。加藤が新たな一歩を踏み出す。

ハリル監督の口から驚きの選手名が続けざまに飛び出した。「カトウ」「ウガジン」「ミウラ」「ナカムラ」。勝てば自力でのW杯出場に王手がかかるイラク戦に向けたメンバー発表。目を丸くする報道陣もいる中で「現在のパフォーマンスでのチョイスだ。サプライズではない」と言い切った。勝利から逆算した当然の選考だと胸を張った。

 一方で大きな賭けでもある。「勝てば大きな一歩を進める」というイラク戦は代表通算41試合出場の森重、西川(同31試合)、清武(同43試合)ら代表常連組が不在となる。森重は13年7月の東アジア杯中国戦から今年3月の最終予選タイ戦まで52試合連続で招集されていた不動のレギュラーで、13年2月の親善試合ラトビア戦以来の招集外となった西川も一時は守護神の座をつかんでいた。全員の国際Aマッチ出場試合数は3月の1003試合から819試合に激減した。

 負ければ批判が起こることは確実だが「責任は私にある。これが本当の(選考の)姿。基準はパフォーマンス。私は息子にすら簡単にプレゼントは渡さない。自分で勝ち取らないといけない。(森重らも大枠から)外したわけではない」。好き嫌いや名前で選んだのではなく、競争を勝ち残った選手を選出したと力説した。

 イラク戦が行われるテヘランの試合会場のピッチ状態が悪く、管理者に改善を要求している。左足小指骨折で離脱中のMF今野を強行招集するなど不安も多い。少しでもチーム状態を把握するため、シーズンオフに入った欧州組を集め28日から合宿を行う。「決定的な試合が待っている。美しく最終予選を終わりたい」。シリア戦での調整を経て、強い信念を持ってイラク戦に挑む。

「みなさんがほぼ知らないであろう加藤という選手は、1年かけて追跡しています」とハリル監督。ボヌベー・コーチらがブルガリア・ベロエでのプレーを4度視察し、その後も映像でチェックし続けた。J2町田から東欧リーグを渡り歩いていたが、年代別を含めて代表経験の全くないボランチ。「彼はボールを奪う人という役割。奪うところでアグレッシブさを持って戦う」。球際に強く、攻撃の組み立ても期待している。

 昨年10月のW杯予選、イラク戦とオーストラリア戦に向けた同9月の会見で、ハリル監督は加藤が代表候補に入っていると明かした。その事実を家族から伝えられると「名前を挙げてもらえて、今までやってきたことが間違いではなかったんだなと、うれしく思う」とモチベーションを高めてきた。今季はベロエで主力として28試合に出場した。

 立命大の米田隆監督は「高校時代から勉強もトップクラス。こういう人が日本代表になるのは励みになる」と喜んだ。ポドベスキジェ在籍時の15年冬には、オフで帰国した際に関係者と都内のすし店で会食。周囲がアルコールを口にする中で炭酸水を飲み続けた。関係者は「節制の男」と話し、オフも自主トレ中心の生活を続けている。町田時代にはスクールコーチも務め、優しいイケメンは小学生だけでなく保護者からも大人気だったという。

 ハリル監督は「直接私の目で見て彼の能力を判断したい。すぐにプレーさせるつもりではない」と話したが、期待値は高い。近日中に帰国して海外組合宿に合流予定。「多くの選手が海外で頑張っているというのを、日本の皆さんに知ってもらえるきっかけになるのはうれしい」と話していた無印の苦労人が、夢舞台に立つチャンスをつかんだ。

ハリルホジッチ監督は涼しい顔で言い切った。「これはサプライズではない。現在のパフォーマンスを基準に選んだだけ。これが(代表選考の)本来の姿です」。15年3月の就任以降、西川、森重を初めて招集せず、清武もケガ以外では初の選外。潜在能力の高さを買っている宇佐美の選出も見送った。代わって中村、宇賀神、三浦、加藤を初招集。6大会連続のW杯出場に向けた重要なイラク戦に向け、大胆なメンバー変更に踏み切った。

 イラク戦の会場となるシャヒード・ダストゲルディ・スタジアムはでこぼこのピッチが予想される。指揮官は15年9月のイラン遠征で同スタジアムを練習で使用しており「グラウンド状態も鍵になる。パス中心の組み立ては難しいので、相手の長所を消しにいく。ボールをアグレッシブに奪える選手を選んだ」と説明した。選考基準は足元の技術よりもデュエル(1対1)を重視。3月23日のアウェーUAE戦で相手の長所を消す戦術が奏功して2―0で快勝した経緯もあり、今回のイラク戦では"肉弾戦"に勝機を見いだす。

 常連組を外す決断は非情にも映るが、落選組への配慮は忘れていない。FW武藤、MF大島、DF植田、GK林ら招集を見送った選手の名前を列挙し「今回呼んでいない選手を完璧に外したわけではない。皆に門は開かれている」とフォロー。08〜10年に率いたコートジボワール、11〜14年に指揮したアルジェリアでは選外にした選手に泣きつかれたり、文句を言われた経験があることを明かし「日本の選手はそれはない。皆、大好き」とも話した。

 10〜13日の沖縄バカンス中もディアナ夫人に苦言を呈される中、大枠リストを手放さずに選んだ25人。28日から始まる合宿でアウェー・イラン戦仕様の戦術を落とし込む。

 《8人の入れ替えは過去最多》各Aマッチでの招集メンバー(途中辞退、追加招集を除く)を比較すると、前回(3月の最終予選2試合)から8人が入れ替わった。ハリルジャパンになってからでは国内組が中心の15年アジア杯前後を除くと、これまでは6人が最多(2回)だった。

 《J1未経験の選出は4人目》MF加藤は12年にJ2町田に所属も、J1でのプレー経験はない。J創設以降でJ1未経験のA代表初選出(所属は当時)は、10年の山村和也(流通経大)12年の久保裕也(J2京都)同年の宮市亮(ボルトン)に次いで加藤が4人目。

自分が代表に呼ばれれば、僕のあとに続く人が出てくるかもしれません。

FC町田ゼルビア在籍時から取材してきた郡司聡氏が、どこよりも詳しく加藤恒平を紐解く。

今後人的なスキル、足らない人材をサポートしていただく

J1磐田の中村俊、左脚痛める

中村俊が左太もも裏の肉離れと診断され、練習復帰まで3週間程度を要すると発表した。

U-20日本代表のFW小川航基が、左膝靭帯断裂、および半月板損傷と診断されたことが明らかとなった。
現時点で全治は不明。グループリーグ第3戦のイタリア戦まで帯同し、5月28日に帰国する予定だという。

バルサ<水戸ホーリーホック

940円~1,200円(日払い)本日〆切

これまでスタメン出場もあったGK西川周作(浦和)、DF森重真人(FC東京)MF清武弘嗣(C大阪)、FW宇佐美貴史(アウクスブルク)らが落選。ハリルホジッチ監督は「何人かの選手のプレーに私は満足していない」と、その理由を説明した。

加藤が過去に所属したFC町田ゼルビアも祝福のコメントを発表。同日にクラブ公式ツイッター(@FCMachidaZelvia)を更新し、「元FC町田ゼルビア戦士の加藤恒平選手が日本代表メンバーに初選出されました!まさに町田から世界へ!です‼︎加藤選手、おめでとうございます!応援していますので、怪我せずに頑張ってください‼︎」とエールを送っている。

■GK
川島永嗣(FCメス/フランス)
東口順昭(ガンバ大阪)
中村航輔(柏レイソル)

■DF
▼サイドバック
酒井宏樹(マルセイユ/フランス)
酒井高徳(ハンブルガーSV/ドイツ)
長友佑都(インテル/イタリア)
宇賀神友弥(浦和レッズ)

▼センターバック
吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)
三浦弦太(ガンバ大阪)
昌子源(鹿島アントラーズ)
槙野智章(浦和レッズ)

■MF
山口蛍(セレッソ大阪)
今野泰幸(ガンバ大阪)
遠藤航(浦和レッズ)
加藤恒平(RECべロエ・スタラ・ザゴラ/ブルガリア)
香川真司(ドルトムント/ドイツ)
倉田秋(ガンバ大阪)
井手口陽介(ガンバ大阪)

■FW
本田圭佑(ミラン/イタリア)
原口元気(ヘルタ・ベルリン/ドイツ)
久保裕也(ヘント/ベルギー)
乾貴士(エイバル/スペイン)
浅野拓磨(シュトゥットガルト/ドイツ)
大迫勇也(ケルン/ドイツ)
岡崎慎司(レスター/イングランド)

13位はヘントで大爆発したFW久保裕也だ。その得点力は驚異のレベルにあり、同メディアは来年はこのランキングでトップ5に入ってくるはずと評価しており、今後の活躍が期待されている。

ここからはトップ10だ。6位にはヘルタ・ベルリンFW原口元気が選ばれた。クラブではそれほど得点に絡めなかったが、日本代表ではワールドカップアジア最終予選で4試合連続得点を記録。ここが高く評価されたようだ。3位にはレスター・シティFW岡崎慎司だ。昨季に比べるとややインパクトが薄いかもしれないが、今季も献身性を武器にチームに貢献。昨季と変わらずよく走る選手として評価されているようだ。

日本人選手はこの9人となり、2位にはトッテナムFWソン・フンミン、1位にUAEが誇る天才オマル・アブドゥルラフマンが選ばれている。今季の活躍を考えると圧倒的にソン・フンミンが1位でもおかしくないが、昨年アジア最優秀選手賞に選ばれたアブドゥルラフマンが1位になっている。

DF酒井高が新潟-甲府戦を観戦した。新潟の試合観戦は昨年6月のリーグ戦大宮戦以来。ハンブルガーSVでは主将を務め、最終節で1部残留を決めた。新潟はリーグ戦17位とJ2降格圏で苦闘している。「自分たちも12試合くらい消化したときは、勝ち点4くらいだった。それを考えればまだ大丈夫。残留できると信じている」と古巣にエールを送った。

この時を待っていた。MF岩上の右CKをファーサイドで待ちかまえると、DF高山が豪快なヘッドで相手ゴールに突き刺した。大宮の待望の先制点は、背番号25の3年目にしてプロ初ゴール。「今日がラストチャンスって気持ちでやっていた」。喜びを爆発させた。

 ゴール後はチームメートと1列になって、ゆりかごダンス。4月7日に待望の第1子(男)が生まれ、そこから1か月で自ら祝弾となった。「自分で(ゆりかごを)できてよかった」。この日は自宅で映像を見ていた夫人と、息子に届けた。

 5月6日のリーグ、札幌戦では自らのマークだったFW金園にCKからヘディングを許し、そのこぼれ球から失点。10日のルヴァン杯、FC東京戦では4失点し、悔しさでいっぱいだった。その後、自らのプレーを映像で見直して分析。「競り合いで、両足で跳んでいる時はほぼ(ヘディングで競り)負けている。片足で跳べるように練習した」と、細かいところにもこだわった。

 左利きだが、この日はセンターバックの右でプレー。「やっている人がいるかなと思ってユーチューブで探した」というほど、必死だった。この日は自身のゴールに完封もついてきた。チームはルヴァン杯で今季初勝利。「勝てたことが一番」とニコリ。試合後の取材エリアでは、DF沼田から「今日は"パパ山"さん、さまさまですよ」と絶賛された。パパ1号で波に乗る高山がリーグ戦で苦境に立つ大宮の救世主となる。

1失点目のリプレイのようだった。0―1の前半14分。左からのCKを最後はMF黒川に決められ、失点。10分前にも同じ形からDF高山に決められたばかり。「リスタートが修正できていない。トレーニングでリスタートをやってきているけど、なかなかクリアできない」と小林伸二監督。セットプレーからの2失点で、勝負は決まった。

 スタンドには「消化試合」の「消」に×がつき、オレンジで「勝」と変えた「勝化試合」という横断幕が掲げられ、初勝利が期待された一戦。ベンチにユース所属選手が6人入り、後半途中からMF滝、FW新関が出場も、4失点で大敗。「カップ戦のあとのリーグ戦の流れが変わらないように」と指揮官は気を引き締めた。

喜びはつかの間だった。前半4分、上原が先制点を決めたまでは良かった。しかし同17分に同点とされると、その3分後、FKを仙台DF石川に頭で押し込まれ、逆転を許した。劣勢をはね返せないままの敗戦で、グループステージ突破に黄信号がともり、四方田修平監督は「短時間で逆転されたのはもったいなかった」と3分間の出来事を悔いた。

 先発したMF小野伸二が、無念さをにじませながら振り返った。「前に行けるボールを後ろに下げたり、意思疎通を欠いたボールを奪われてカウンターを受けたり、自分たちのミスがダメージとなっていった」。パスやトラップなど単純な失敗が数多く出て、リズムをつかめない時間が長く続いた。自滅に近い格好で、勝ち点取りを逃していった。

 1997年以来、2度目の予選突破は、自力ではかなわなくなった。リーグ戦2連敗中の状況を打破すべく臨んだ戦いで喫した黒星は、単純に見過ごせるものではない。ただ、27日には今季まだ勝ち星のない敵地での鳥栖戦が控える。風を変えるチャンスは、すぐにやってくる。「そこに向かって、チームの気持ちを一つにしていきたい」と小野は言葉を強くした。

 この試合同様、連係面でほころびが出れば、勝利は決して手にできない。まずはチームコンセプトの「一体感」を取り戻すため、今日から出直しを図っていく。

頼れるベテランの石川直が、チームを勝利に導いた。1―1の同点に追い付いた3分後の前半20分。MF三田啓貴のFKにゴール前で反応し、ジャンプ一番、頭でたたき込んだ。「三田のFKが素晴らしく、僕もしっかり合わせられた。狙い通り、練習通りです!」と、決勝弾に笑顔をはじけさせた。

 札幌は、2010年に主将も務めた古巣。「札幌ドームの雰囲気が好き。一緒にプレーした宮澤や石井、上原と対戦できて楽しかった」と、北の大地のいい思い出を"恩返し弾"に込めた。

 リーグ戦では5戦連続でDF増嶋竜也に先発を譲っている。それでも若手が多く出場するルヴァン杯でキャプテンマークを巻き、チームを鼓舞してきた。「リーグ戦に出るのも大事だが、こういう時しか若手と向き合えない。若手が結果を出すことがチームの底上げになる。それを伝えるのが僕の使命」と石川直。「お前たちが主役なんだぞ!」と口うるさく言い聞かせてきた佐々木がこの日、同点弾の活躍。「ルヴァンを通じて若手が成長した」と背番号5は目を細めた。

 FC東京に0―6の大敗発進から巻き返し、2位以上を確定させた。石川直は「決勝まで行きたいし、決勝まで行ったら勝ちたい」と、チーム初タイトルへ、力を込めた。

永井、実戦復帰いける!!

名古屋FW永井龍が全体練習に完全合流した。永井は4月29日の群馬戦で右足を負傷し全治5週間と診断されたが、この日から紅白戦でもプレー。3位の横浜FCとのアウェー戦での実戦復帰の可能性が高まり、「チームの流れをもっと良くしたい」と闘志をたぎらせた。

 注目の上位対決を前に、攻撃のキーマンが帰還した。永井は控え組ながら紅白戦を含めたフルメニューを消化し、精力的にボールを追った。「痛みは少しあるし、ボールタッチの感覚はまだまだです」と正直に明かしながらも、やはり気持ちは高ぶっていた。

 「横浜FC戦では、足の状態は100%とはいかないかもしれない。でも気持ちは100%でやらないといけない。チームは連勝してるし、自分がもっと流れを良くするプレーをしたい」。昇格を争うライバルとの一戦へ、この点取り屋の復帰は確実に追い風だ。

大宮は若い力が今大会初勝利の原動力となった。前半4分、DF高山が右CKを頭で合わせてプロ初ゴール。4月11日に長男が誕生し「ゴールはやっぱりうれしい」とゆりかごダンスを披露した。

 さらに同14分にMF黒川がゴール前のルーズボールを押し込み、こちらもプロ初得点。19歳3カ月20日での得点はクラブのカップ戦最年少となり「結果を残したかったので良かった」。結局、今季の公式戦最多となる4得点で快勝し、27日のリーグ柏戦に向けて弾みがつく勝利となった。

鹿島がACL決勝T1回戦第2戦の広州恒大戦での逆転を目指す。0―1で敗れた第1戦から一夜明けた24日、成田空港着の航空機で帰国。FW金森は「次はホームでやれる。勝ちたい気持ちを初戦以上に出して、借りを返したい」と意気込み、MF土居も「1プレー1プレーに気持ちを込めて、冷静にやることが大事」とベスト8進出へ逆転突破を見据えた。

愛媛FCで活躍する韓国人GKパクソンス。来日3年目で、過去2年は出場機会がなかったが、レギュラーポジションを奪った今季は開幕から全15試合にフル出場し、現在8位と好調のチームを支えている。192センチの長身を生かして好セーブを連発する若き韓流守護神に注目だ。

 来日3年目でチャンスをつかんだ。今季開幕から全15試合に出場。愛媛のゴールマウスを守る21歳の韓国人GKパクソンスは「サッカー選手は試合に出ることが一番。最初は緊張感があったけど、今は自信を持っていいパフォーマンスができていると思う」と胸を張った。

 192センチの長身でハイボールに強く、左右への動きも機敏。甘いマスクの守護神は日本語もバッチリで、守備陣との声の連係にも不安は全くない。

 2015年に来日。愛媛でプロ生活のスタートを切ったが、過去2年は出場機会が1度も訪れなかった。1年目のシーズンが終了した直後の15年12月、韓国に帰国中の練習で右膝前十字じん帯を断裂。全治8カ月の大けがで2年目のシーズンを棒に振った。

 「焦りもあったし、苦しかった。でもチームのみんなが励ましてくれて頑張れた」。特に普段から付きっきりで指導を受けるGKコーチの川北裕介コーチから「韓国代表になりたいんだろ。今やれることをしっかりとやろう」と言われ、焦りは消えた。

 昨夏に練習復帰後は体幹トレーニングなどで下半身を徹底強化。今季から間瀬秀一新監督が就任すると、開幕前の練習試合でアピールを続け、スタメンを勝ち取った。3年目で実現したJリーグデビュー。2月26日、開幕・金沢戦でホーム・ニンスタのピッチに立ち「夢じゃないかと思うくらいうれしかった」と振り返る。

 最大の目標は「J1に行くこと」だ。愛媛は15年に5位に入り、J1昇格POに進出。惜しくも準決勝でC大阪に敗れ、昇格を逃した。その悔しい一戦を、パクソンスはヤンマースタジアム長居のスタンドから見つめていた。

 第15節を終え、チームは現在8位。まだ先は長いとはいえ、2年ぶりのJ1昇格PO進出も視界に入る好位置だ。「僕が1試合に何度か相手の決定的なシュートを止めることができればチームは勝てる。J2最少失点を目指したい」。熱い志を胸に、若き守護神はゴール前に立ちはだかる。

広州恒大とのACL決勝トーナメント1回戦第1戦を終えた鹿島が帰国した。アウェー戦に0―1で敗れたため、準々決勝進出のためには、ホームで戦う30日の第2戦で2点差以上の勝利、または1―0で勝利の後に延長、PK戦を制す必要がある。石井監督は「得点を取る形をどうにかつくり出さないと」と、公式戦2試合連続無得点に終わった攻撃面の修正を第一に掲げた。右足首付近を痛めて後半4分に交代したFW金森は「(痛みは)そんなにない」と大事には至っていない様子だった。

敵地に乗り込んだ浦和が警戒していたカウンター攻撃に屈した。前半7分に先制を許すと、その後は攻めては逆襲を食らう展開の連続。MF柏木は「相手の思い通りの形で失点しプランが崩れた」と振り返った。後半ロスタイムには痛恨の2点目を献上。アジアサッカー連盟の公式記録によればボール支配率は74%で相手を圧倒しながら術中にはまった格好だ。

 8強進出には第2戦で3点差以上の勝利、および2―0として延長に持ち込むのが最低条件。DF槙野は3月の欧州CL決勝トーナメント1回戦の第2戦で4点差を大逆転したバルセロナ(対パリSG)を例に挙げ「僕らもやるだけ」と誓った。昨季もFCソウルの前に屈したアジア8強の壁。今季の公式戦19戦で51得点を積み上げて来た破壊力で"逆転突破"を狙う。

肩を落としてはいられない。2失点の完封負けを喫した後、浦和はロッカー前でストレッチしながら青空ミーティングを実施した。DF槙野は「ホームでたたくしかない!」と声を張り上げた。MF柏木は「試合後すぐにポジションの近い選手とコミュニケーションを取ったほうがいい」と課題などを意見交換した。

 警戒していた先制点だった。前半7分、縦パスをカットされ、カウンター攻撃から失点した。リーグ戦は侮辱的発言をしたとして2試合出場停止のDF森脇が公式戦4試合ぶりに先発し、前半22分にミドルシュートを打つなど攻勢に出たが、アウェーゴールは奪えず。後半ロスタイム2分に追加点を許した。

 ペトロヴィッチ監督は「痛い2失点ですが、今日の試合で、我々にはホームで勝ち、勝ち上がる実力があるということも感じました」と手応えも口にした。前半34分にFWズラタンがシュートをGK正面に蹴ってしまうなど決定機はあった。MF柏木は「1点決められたら、3点ぐらい決められる自信はある」と続いた。10年ぶりのアジア王者へ正念場を迎えたホームでの第2戦は、先制点が9年ぶりの8強入りへの光となる。

歓喜の裏で、欠場したMF石川直宏は悲劇に見舞われていたようだ。石川は当日の試合開始後に自身のツイッター(@sgss18)を更新。後半27分に生まれたFW前田遼一の先制ゴールに喜びを示したが、「遼一っ!ただ観れなくて速報でという・・・泣 残り時間頼むぞっ!!」と試合が観れない状況であることを明かした。

 そしてFC東京がリードしたまま試合が終了すると、「終わった・・・もうこんなの嫌だね 泣 契約しっかり確認しておけば良かった 汗」と、視聴契約の確認不足が原因だったことを報告。一方、同じ時間帯に行われていたU-20W杯のU-20日本代表対U-20ウルグアイ代表(0-1)は観ることができたようで、「ミスやアクシデントで難しい展開になった時間帯もあったけど、試合の中で柔軟に対応しながらゴールに迫っていたと思う」と感想を述べつつ、前半に負傷交代したFW小川航基を「小川くんが心配。からだがキレていただけに・・・」と気遣った。

 その後、フォロワーから「前田遼一 7.5」「石川直宏 5.0」という手厳しい採点を受けた石川。本人は「いや、4.0っすね 泣」と自虐的に返答していた。

ガラタサライから神戸に加入するルーカス・ポドルスキの来日が7月上旬で固まった。関係者によると、神戸は記者会見へのサポーター参加を検討している。ガラタサライは6月に今季最終戦を迎える。背番号はドイツ代表でも背負った「10」に決まっており、神戸は練習着などを既に送っているという。

エイバルの乾貴士がシーズンを終えて帰国した。21日のバルセロナ戦では2得点。同リーグ通算6点目で日本選手最多得点を更新するなど活躍し「今はやりきった感がある」と充実感を漂わせた。

 6月7日に行われる国際親善試合のシリア戦と、同13日に開催されるW杯アジア最終予選B組のイラク戦に臨む日本代表は25日に発表される。15年3月以来、遠ざかっている代表について「もし選ばれれば自分の特長を出したいし、出していかなければいけない」と話した。

ウルグアイに敗れた日本は勝ち点3のまま。得失点差でD組3位に転落した。1次リーグ最終戦は勝ち点3で並ぶ2位イタリア戦。○ならば2位以内となり、文句なしで決勝トーナメント進出決定。△の場合は勝ち点4だが、3位のままで他組3位計6カ国との成績比較で上位4カ国に入れば決勝T進出となる。

 ●で勝ち点3のままでもD組3位をキープできれば、他組3位との比較で現時点では突破できる可能性がある。

自らへの怒りをかみ殺した。ドーピング検査を終え、試合終了から1時間45分たち最後にミックスゾーンに現れた久保は「何回もあったチャンスを決めきれなかった。負けてしまったことは悔しいです」と唇をかんだ。

 アクシデントによる緊急出場だった。前半16分、絶対的エースのFW小川が、相手DFからボールを奪おうとした際に左膝をひねり、ピッチに倒れ込んだ。医療班からはバツが出され、担架で運ばれた。内山篤監督は同20分に迷うことなく久保を送り出した。

 だが南米王者は甘くはなかった。「前半は全然いい入りができなかった」と言うように、ファーストタッチは乱れ、相手の素早い守備に得意のドリブル突破も簡単に阻まれた。ターゲット役の小川を失ったことでチームもバランスを崩し、同38分には先制点を献上。「前半は本当にやれるのかなと疑問や不安が浮かびました」と挫折を味わった。

 それでも「これじゃ終われない」と臨んだ後半は"いつもの"久保を取り戻した。後半10分にMF市丸のシュートのこぼれ球に反応し、ヘディングでゴールを狙うと、圧巻だったのは同13分。ペナルティーエリア付近でボールを持つと、2人をかわし強烈なシュート。相手GKがはじいたところをMF堂安が頭で押し込んだが、DFにクリアされた。得点を奪うことはできなかったが、その後も試合を優勢に進め、「後半は全然やれないことはなかった」と優勝候補相手に十分手応えをつかんだ。

 悔しさと手応えの70分。この日の敗戦で3位に転落したが、27日に2位のイタリアに勝てば1次リーグ突破が決まる。小川の負傷により、大事な一戦で久保が初先発する可能性は高い。「もう終わったことなので、気持ちも体もイタリア戦に向けて切り替えていきたい」。15歳が救世主になる。

シュトゥットガルトのSDがFW浅野拓磨の残留を確実視していることを明かした。ドイツ紙『ZVW』が報じている。シュトゥットガルトは今季2部リーグで優勝し、1年での1部リーグ復帰を決めた。アーセナルからのレンタルで加入した浅野はリーグ戦26試合に出場し4ゴール4アシストを記録した。レンタル期間は6月までとなっているが、来季もシュトゥットガルトに残ることが濃厚だ。

ヤン・シンデルマイザーSD(スポーツディレクター)は「まだ書面での確認は行われていないが、電話でのやりとりから、クラブに残ることを前提としている」と浅野のクラブ残留を既定路線と考えていることを明かした。

浅野は公式戦ラスト3試合で出番なしとなり、本人も悔しさを露わにしていた。来季1部リーグで悔しさを晴らす活躍が期待される。

ベルギー1部ヘントFW久保裕也が帰国。「一番濃い一年でした。チャンスが来た時に決められたのが良かったが、もっとゴールも取れたし、アシストももっとしたかった」と激動のシーズンを振り返った。

 昨夏のリオ五輪は代表メンバーに選ばれながら、大会直前にチーム事情などで不参加。それでもヤングボーイズ、1月から移籍したヘントと2クラブで今季通算23得点を挙げるなど結果を残し続け、代表としても3月のUAE、タイ戦とW杯予選2戦連発と存在感を放った。

 またU-20日本代表では同姓の15歳FW久保建英が注目を浴びている。感想を問われた久保は戸惑いながらも「生で見てみたいですね」と話した。

ベルギー1部ゲントFW久保裕也が帰国した。今季はスイス1部ヤングボーイズから1月に移籍し、17試合11得点と大ブレイク。日本代表でも定位置をつかむなど飛躍の1年を送り「今までで一番濃い1年だった」と振り返った。1シーズンの欧州日本人最多得点記録を更新する公式戦23ゴールには「喜びはない。もっと上のリーグで結果を出している人をリスペクトしている」と淡々と語った。

 W杯アジア最終予選イラク戦(13日・テヘラン)に向けて「すぐにポジションが奪われるし、奪える世界。危機感を持ってやりたい」と意気込み。また、U―20日本代表FW久保建英については「すごい才能の選手。生で見てみたい」と話した。

ドーピング検査の対象選手に選ばれた久保は、試合終了後、約2時間後に取材エリアに現れた。南米王者ウルグアイに0―2で敗れた一戦を、冷静に分析。「前半に良い入りができなくて、ハーフタイムに"これじゃ終われないな"と思っていた。(後半に)何回もあったチャンスを決められず、逆に相手は一発で決めてきた。良い意味でも悪い意味でも、いろんなことが得られた試合でした」。悔しさを抱えつつも淡々と振り返った。

 2試合連続のベンチスタート。だが、予期せぬタイミングで出番は訪れた。エース小川が左膝を負傷し担架で運ばれ、代わって前半20分から登場。「前半は正直、本当にやれるのかなという疑問や不安もあった」。ファーストタッチがうまくいかず、かつウルグアイの出足の速さは想像以上だった。簡単にボールを奪われる場面が目立ち、同38分に先制点を奪われた。

 だが、気持ちを入れ替えた後半は何度も見せ場をつくった。10分、市丸の放ったシュートのこぼれ球を頭でプッシュ。その3分後はDF2人をかわしてペナルティーエリア内に入り、強烈な左足シュートを放った。同22分には、FW岩崎への絶妙なスルーパスを通して決定機を演出。ゴールには至らなかったが、あと一歩まで迫った。

 これで1次リーグは1勝1敗。決勝トーナメント進出が懸かる第3戦のイタリア戦は、中2日で行われるため試合後に病院へ直行した小川を欠くことが濃厚だ。「負けてしまったのは正直、悔しいですけど、もう終わったことなんで。後ろを見ずに、気持ちも体も切り替えていきたいと思います」。先発起用の可能性も浮上した15歳への期待は、さらに高まることになる。

マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)とアヤックスが対戦。MFポール・ポグバとMFヘンリク・ムヒタリアンのゴールによってユナイテッドが2-0で勝利し、初優勝を果たした。

刑務所入りはない

小川は前半16分、ボールを追いかけて飛んだ際に左足を嫌な形で着地させてしまい、左膝を押さえて倒れ込む。その後、スタッフが駆けつけて治療を行ったが、小川は手で顔を覆いながらタンカでピッチの外へ。同20分に15歳のFW久保建英が急きょ投入される事態となった。

「業界幸せニュース」ではサッカーライターの方から、「Jリーグ・ヴァンフォーレ甲府のスポンサーが240社を超えた」というニュースが届く。

スタジアムのピッチに置かれている膨大な数の看板は甲府の海野 一幸会長のアイディアとのこと。そんな海野会長から「かりそめ天国で広告を出しませんか?」という提案が。番組は果たしてどう答えるのか!?お楽しみに!

これは「我々が試合を支配していた。内容では勝ってた」のコメントが出てくるパターンのやつ

プレミアム体感シート1万2800円、プレミアム席1万800円、一般席7800円

C大阪尹晶煥監督がルヴァン杯神戸戦で16歳をメンバー入りさせると明言した。ユース所属で高校2年生のDF瀬古歩夢とMF喜田陽(ひなた)を練習に参加させ「2人のうち1人はメンバーに入る。(2人とも)可能性感じた」と評価。どちらが出場しても南野拓実が持つクラブのリーグカップ戦最年少出場記録の18歳2カ月4日を更新する。

佐々木匠、小野を超えてトゥーロン国際へ

仙台のU―19代表MF佐々木匠がルヴァン杯で4年ぶりの決勝T進出に貢献してから代表に合流することに意欲を見せた。札幌で活躍し、フランスへ弾みを付ける!佐々木にとって札幌戦は、代表遠征期間(26日~6月12日)前の最後の公式戦。チームにとっても、勝てばプレーオフ進出の2位以上が確定する大事な一戦だ。「勝ったら1位通過できると信じて勝ちたい。置き土産という考え方ではなく、このチームで試合に出るためのアピールの場。結果を残したい」と力を込めた。

 この日は仙台市内で行われたミニゲームで、シャドーとして積極的にゴールに迫った。2年目の今季はルヴァン杯で2ゴールと活躍し、リーグ戦も2試合に先発。手応えを感じ始めただけに、代表でチームを離れることに悩んだ。渡辺晋監督に相談すると「日の丸を背負って戦うのは名誉なこと。代表でいい状態をぶつけてこい」と背中を押された。感謝を胸に決勝T進出に貢献するつもりだ。

 21日にはU―20W杯日本代表の南アフリカ戦をテレビ観戦。メンバーに落選し、悔しい思いをした。決勝ゴールのMF堂安律には「中学から代表で一緒だった。生意気ですけど、プレーはさすが。年下ですから、負けていないという自信は持っています」と、刺激を受けた。

 札幌には「天才」と呼ばれる小野がいる。「W杯も見ていましたしすごく楽しみ。僕の方がいいラストパスをバンバン送ってやりたいと思います」と、アピールチャンスと捉えている。人気の北海道グルメも「仙台愛が強いので」と興味はない。サッカーに集中し、生まれ育った仙台のチームに歓喜をもたらす。

ルヴァン杯仙台戦先発が濃厚なMF小野伸二が、リーグ戦2連敗で迎える戦いへ向け、強い思いを口にした。「しっかり勝って、リーグ戦に弾みがつくようにしたい」。そう必勝を期した。

 14日G大阪戦でホーム初黒星を喫し、前節20日は最下位の新潟に敗れた。ただ小野自身、「内容が悪い訳じゃない」と振り返るように、見せ場も十分に作った試合運びから、決してチームの勢いがうせてなどいない。小野は「カップ戦を勝つことで、チームの士気も高まる。すぐに鳥栖戦(27日)は来る。そこにいい形で向かえるようにしたい」と言った。今日の戦いを、切り替えのきっかけとする。

 前回ホームでルヴァン杯を戦った4月26日大宮戦で、小野はゴールを決めた。その時と同様、先発で迎える仙台戦へ「自分たちの持っている物をしっかり出して、勝つ事だけを考えて戦う」と表情を引き締めた。勝てば1998年以来19年ぶりの決勝トーナメント進出が現実味を帯びるが、負ければその可能性は極めて低くなる。リーグ戦とカップ戦の両方で好結果を得るため、公式戦3試合ぶり白星は譲れない。

浦和DF槙野智章がチーム哲学でもあるパスサッカーに固執せず、臨機応変にアドバンテージになるアウェーゴールを奪うプランを提唱した。この日、済州総合競技場で公式練習し、ピッチ状態を確認した。U―20W杯の影響で済州ワールドカップスタジアムから変更された会場。槙野は「DFからつなぐポゼッションをすると、多少イレギュラーするかもしれないですね。ピッチ状態、天候に応じたサッカーをしなければいけない時間帯もあると思う」と話した。

 雨予報も出ており、ミスが出やすい環境が重なる。鋭いカウンターを武器にしている済州の餌食となるのを避けるため、ロングボールを使うことを視野に入れる。槙野は「アウェーゴールを取れるようにしたい」と第1戦でやるべきことを整理していた。

浦和は試合会場で最終調整に臨んだ。済州の通常の本拠地がU―20W杯で使われるため、照明が完備されていない別の競技場で行われる。キックオフ時間と同じ15時から曇り空の下で練習し、槙野は「天候とグラウンド状況に応じたサッカーをしないといけない時間もある」と慎重に語った。

 会見したミシャ監督は1次リーグで現在リーグ首位のG大阪に2勝した済州の印象について「非常に球際に強く運動量が多い、そして規律と組織的なプレーができる非常に手ごわいチーム」と評価し「われわれも、何が何でも勝ち上がりたい、そういう強い気持ちで走り、戦い、規律を持って、第1戦を良い形で終わりたい」と意気込んだ。

 昨年はFCソウル(韓国)にPK戦の末に敗れて、このベスト16で姿を消した。柏木は「また韓国のチームと対戦できることをうれしく思う。ここで勝つことで、自分たちの成長を証明することができる。自分たちのサッカーを信じてプレーしたい」と気合を入れた。

紅白戦が行われ、出場が見込まれる主力組の2トップをペチュニクと播戸が務めた。フランスで行われるトゥーロン国際大会に臨むU―19代表に選出されている黒川も左MFに入った。

 互いに1次リーグ敗退が決まっている状況で迎える試合にも、渋谷監督は「勝利する姿を見せることがわれわれの仕事。負けていいゲームは一つもない。この先につなげるための重要な試合」と表情を引き締め、「アタッキングオーガナイズを変えてみる」と新戦術の試行を示唆した。

ルヴァン杯の神戸戦を控えるC大阪が、前試合のリーグ大宮戦からスタメン総取っ替えで臨むことになった。ユン・ジョンファン監督は「選手は良い準備をしてくれている。明日に臨むメンバーに期待している。面白い試合になる」と話したものの、28日にはリーグ戦で再び神戸と対戦。手の内を隠しつつ、戦力の底上げを図る。

 期待されるのが大卒2年目FW澤上竜二だ。シーズン前に腰椎椎間板ヘルニアを発症。ここまでリハビリに費やし、満を持して復帰した。沢上は「J1のチームとは試合をしたことがないので、不安よりも楽しみの方が大きい」と初出場に気合。指揮官は練習に参加していたC大阪U―18DF瀬古歩夢(16)と同MF喜田陽(16)のどちらかがメンバー入りすることも明言した。チームはすでにプレーオフ進出圏内の3位以内を確定。勝てばB組暫定首位に浮上する。

浦和はACL済州戦が行われる会場で前日調整をした。済州の通常の本拠がU―20W杯で使われるために、照明が完備されていない別の競技場が充てられた。昨年はFCソウルにPK戦の末に敗れ、ベスト16敗退。柏木は「また韓国のチームと対戦できることをうれしく思う。ここで勝つことで成長したことを証明できる」と雪辱を期した。

序盤は気温32度、湿度75%の厳しい環境に苦しみ、ミスを連発。だが後半、右足首痛で先発回避も、事前に「やれます」と直訴していたFW小林が投入されると一変。同20分、中村の日本人選手2位タイのACL10得点目で追いつくと、終了間際にはMF阿部が公式戦3戦連発。1得点1アシストの小林は「半分しか出られない。結果にこだわった」。敵地での快勝で8年ぶりの8強進出に向け、圧倒的優位に立った。

 開幕当初からけが人が続き、一時は10人以上が離脱する窮地にも陥ったが、5月に入り、MF大島やDFエドゥアルドらが戦列復帰。パスサッカーが復活すると同時に、鬼木達監督が開幕前から植え付けた守備の意識も浸透。5月の公式戦は15得点1失点で、5連勝。「皆が自信を持って戦えている」(鬼木監督)とシーズン半ばにして、攻守で隙のないスタイルが完成しつつある。

 後半に小林、大島を投入する采配で狙い通りの逆転劇を演じた鬼木監督は「ゲームをコントロールできたことが勝因」とニンマリ。右足負傷で交代したMF大島の状態は気にかかるが、右足負傷で長期離脱していたMF家長がリーグ・開幕の大宮戦(2月25日)以来約3か月ぶりに先発復帰したことは大きなプラス。昨季は16強で姿を消した日本勢だが、今季は新生フロンターレが先頭に立って突き進む。

終わってみれば快勝だった。前半ロスタイムにタイ代表FWティーラシンに右足で決められ先制を許した。それでも後半21分に中村が日本人2位タイのACL通算10得点目を左足で決めて追いつくと、その3分後に小林が右足ボレーで決めて勝ち越し、44分には絶好調の阿部が左足でダメ押し弾。鬼木監督は「後半は我々のサッカーができた。大事なアウェーゴールを獲得してくれた」と満足げに振り返った。

 過酷な条件を見事にはね返した。開始時の気温は32度、湿度は70%を超え、前、後半に給水中断が設けられた。敵地でのリーグ鹿島戦から中3日で、移動はバス移動を含め約8時間。鬼木監督は鹿島戦から先発5人を入れ替えたが、最後は役者たちがゲームを決めた。

 36歳のベテラン・中村は終了間際に両手を膝に置いてかがみ込むほど最後まで走りきった。主将の小林は右足首の状態が万全でなくベンチスタート。それでも後半開始から投入されると、1得点1アシストの活躍。右親指の骨折からリーグ開幕以来の先発を果たした家長も、1アシストを含む2得点に絡む活躍を見せた。

 大島の負傷交代は痛手だが、チームはリーグ戦3連勝を含む公式戦5連勝で、今大会の無敗(3勝4分)もキープ。小林は「ムアントンは素晴らしい選手がそろっていた。次はホームだが、簡単な試合にはならない」と気を引き締め直したが、09年大会以来となる3度目の8強入りへ大きく前進した。

敗戦後、アウェーのロッカールームで「次勝てばいい」「まだ半分」という声が飛ぶ中で、鹿島MF土居は厳しい視線を向けた。0―1の敗戦を「決められなかった自分の責任。前線の責任」と決めつけ、「これじゃあラウンド16(決勝T1回戦)で負けるいつもの鹿島になってしまう。よくやったと思うけど、それじゃダメ」と言い切った。

 満身創痍だった。DF植田らが負傷し、センターバックはDF昌子1人だけ。代役のMF三竿健は「成長していると感じた」と話すように、大きなミスもなく仕事を遂行した。GKクォン・スンテの存在が光り、前半0―0はプラン通り。だが、気温30度、湿度80%超で体力を奪われ、後半30分にセットプレーから失点後、反撃する力は残されていなかった。

 鹿島はACLとなった02年以降6度出場し、最高成績は決勝T1回戦。08~11年大会で4度、同1回戦で涙。第2戦で逆転するためには最低限2―0の勝利が必要。その歴史を知る土居は結果に「イライラする」と言いながら「勝つ。結果を出す」と歴史を繰り返さないことを誓った。

鹿島は敵地で13、15年王者に惜敗した。主力4人を欠き、DF昌子以外不在のセンターバックは、守備的MFを本職とする三竿健が務めた。劣勢に立たされながらもGKクォン・スンテを中心にしぶとく守ったが、後半30分にCKから一瞬の隙を突かれ失点。30日の第2戦は、逆転での8強入りを懸けて本拠で戦う。

 石井監督は「最低でも勝ち点を取りたかったが、それができずに残念。ただ、まだ前半が終わっただけ。ホームでの次につながる内容だった」と話した。

今季の全日程を終えた海外組が続々と帰国し、マインツFW武藤嘉紀は羽田空港着の航空機で到着した。序盤戦はケガに泣きながらも、終盤には1部残留をたぐり寄せる得点をマークするなど調子はうなぎ上り。25日に発表されるW杯アジア最終予選イラク戦に臨む日本代表入りへ、バヒド・ハリルホジッチ監督へ猛アピールした。

 ドイツ挑戦2年目を終えた武藤だが、まだやり残した仕事がある。「自分のコンディションもパフォーマンスもいいことを見せられた。選出されたなら活躍する自信とモチベーションがある。必ず日本の勝利に貢献したい」。昨年9月のW杯最終予選タイ戦以来の日本代表復帰を渇望した。

 激動の一年が24歳を強くした。昨年10月に右膝内側側副じん帯を痛め4カ月の戦線離脱。リハビリの期間中は食事も見直し「妻の支えが大きかったし、娘も毎日のように自分に笑顔をくれていた」と振り返る。復活し、今月13日のフランクフルト戦では1部残留に導く決勝弾。「今までのゴールで一番うれしかったかも」と笑う。リーグ19戦5得点に満足していないが「ケガから始まって最後は残留爭い。チームがバラバラになりかけたけど最後にそれ(残留)をすくえた」と困難を乗り越えた自信がにじんだ。

 政情不安のため中立地イランで行われるW杯アジア最終予選イラク戦へ向けた"イメトレ"は完璧だ。極限の敵地戦を経験するために組んだ15年10月のテヘラン遠征に参加。先発した親善試合イラン戦でゴールを挙げ、1―1の引き分けに持ち込んだ。当時は今回のイラク戦が開催される「シャヒード・ダストゲルディ・スタジアム」でも練習を行っており、予行演習はバッチリだ。

 現役慶大生だった14年9月の親善試合ベネズエラ戦で鮮烈デビュー。「もう一回、最高潮に調子がいいことを見せないと」。成長を遂げたワンダーボーイは、腕をぶして吉報を待っている。

シャルケDF内田は来季に完全復活を懸ける。15年6月の右膝手術の影響で今季出場は昨年12月の欧州リーグ1試合だったが「膝は全然大丈夫。試合したくてウズウズしてます」と話し、昨秋には第1子となる愛娘も誕生し「おむつ代を稼がないと」と笑わせた。

 ハンブルガーSVでシーズン途中から主将を務めた日本代表DF酒井高は「休養を取るのも仕事」としばらく静養に専念。20日のリーグ最終節でボルフスブルクに逆転勝ちして1部残留が決定したばかりで、疲れを癒やす。

シャルケDF内田篤人がシーズンを終えて帰国。15年6月に右膝を手術し、昨季は公式戦1試合の出場にとどまった。来季に向けては「痛みもないし、腫れも出ないし。試合したくてウズウズしている」と抱負を語った。

 また、昨秋には第1子となる長女が誕生。"新米パパ"としても奮闘中で「おむつ代稼がないと。バンバン替えるんでね。(もく浴も)楽しみで早く帰っています。(試合出場の)入場する時に(娘を)抱っこして(入場する)...。あれをやりたいですね」と父親としての一面を見せていた。

U−20日本代表は初戦からスタメン3人を変更することが濃厚となった。南アフリカ戦でボランチとしてプレーしたDF板倉が、試合中に左ふくらはぎの軽い肉離れを発症し離脱。23日の戦術練習では、主力組のダブルボランチにMF市丸とMF原、右サイドバックにはDF藤谷が入った。

 戦前の予想では優勝候補ウルグアイが圧倒的有利となっている中で、内山監督は「前評判を覆さないといけない」と言葉に力を込めた。

再び「ジョーカー」として暴れる準備は出来上がった。戦術練習で控え組に入った久保は、主力組に対して直接FKをねじ込むなど好調をアピール。先輩たちに交じって居残りでFKも蹴り、笑顔で調整を終えた。初戦の南アフリカ戦では、途中出場で決勝点をアシスト。南米王者・ウルグアイとの一戦を前にしても落ち着いた口ぶりは変わらなかった。

 「守備では一丸で守って、攻撃では出場機会があれば自分のプレーをどんどん出していきたいです。前の選手なんで、毎試合、ゴールは狙っています」

 久保は韓国紙「スポーツ・ソウル」で今大会の注目選手として開幕前に取り上げられた。3選手が紹介され、フランス1部パリSGに所属するフランス代表の19歳のFWオギュスタン、そしてもう一人がウルグアイ代表のベンタンクールだった。

 今季までアルゼンチンの名門ボカ・ジュニアーズに所属し、今夏からユベントスに加入することが決定済みだ。17年7月からの5年契約で移籍金は950万ユーロ(約11億8700万円)。インサイドハーフとして低い位置でもプレーするだけに、久保とマッチアップする可能性もある。

 そのベンタンクールがフル出場して勝利したイタリア戦は、ミーティングでチェック済みだ。久保は「非常にレベルが高い」としつつも、「レベルの高い方が緊張感がありますし、レベルの高い相手に、自分が、チームが結果を残せればレベルアップにつながると思います」と自信を漂わせながら語った。

 15歳354日で迎えるウルグアイ戦でゴールを決めれば、U―20W杯歴代最年少得点となる。勝てば、決勝トーナメント進出が決まる一戦。名門に所属する選手を敵に回しても、一歩も引くつもりはない。

左SBの位置で2試合連続で先発出場を果たすことが濃厚。だからこそ、U-20代表DF舩木翔は初戦の"悔しさ"を晴らそうと燃えている。

 21日の南アフリカ戦では序盤に相手のスピードに手を焼いて後手に回ると、前半7分にオウンゴールから先制点を献上してしまう。しかし、その後チームは後半3分のFW小川航基、同27分のMF堂安律のゴールで2-1の逆転勝利を収め、白星スタートを切った。しかし、舩木はオウンゴールとはいえ、失点したことに悔しさを覚えていた――。

 翌24日には第2戦ウルグアイ戦を迎える。南米王者、そしてU-20W杯初戦でイタリアを1-0で下した強豪だ。守備に回る機会が多くなることが予想されるが、「自分はサイド"バック"の選手」と力を込めると、自らに課せられるタスクを語った。

「自分は守備の選手。攻撃に関わることも大事だけど、どれだけ体を張って守れるかというところが大事になるし、無失点で終わるということは守備陣として絶対に大切にしたい。南アフリカ戦では失点してしまったが、1失点したら難しいゲームになると思うので無失点を目標にやっていきたい」

 たとえ、相手が優勝候補の一角であろうとも、得点は与えられない。「スピードに乗せたら相手の方が速いので乗せる前につぶしたいし、自分は(フィジカル的に)強くないので予測の部分も大事。自分が行けると思ったら、ガッツリと、ファウルでも止める覚悟でやりたい」。泥臭くてもいい。サイド"バック"として、今度こそゴールを守り抜く。

U―20代表FW久保建英がウルグアイ戦で"18年前の再現"を目指す。ウルグアイは日本が準優勝した99年大会の準決勝で2―1と撃破した縁起のいい相手。当時と同じく今回も優勝候補に挙げられるが「レベルの高い相手に結果を残すことで、自分たちの目指すもの(優勝)に近づくと思います」と真っ向勝負を誓った。

 前回ウルグアイに勝利した99年大会は主将のMF小野伸二を中心にした黄金世代が躍動した。01年生まれの久保だが、当時の映像を何度も見ており、「今見ても小野選手の代はすごい選手が集まっていた。その結果が準優勝という結果になったと思います」と尊敬している。相手にはユベントス入りが内定しているMFベンタンクール(19)=ボカ・ジュニアーズ=ら強力な布陣だが、ウルグアイを倒すことで、小野らと同じ道のりを歩むことを描いている。

 チームも本気で勝ちにいく。ボランチに司令塔タイプのG大阪MF市丸を起用することが濃厚。内山篤監督は「市丸は縦パスを入れられるし、相手の強固な守備を崩すにはボールを回す時間が必要」と攻撃的な姿勢を打ち出す。ウルグアイに勝ち、D組のもう1試合で南アフリカがイタリアに勝つか引き分ければ、日本は2位以内が確定し16強入りが決まる。久保は第2戦もベンチスタートが濃厚だが「ゴールは毎試合当然奪いたい」と力を込めた。

試合中、接触プレーで足を骨折した選手が裁判を起こした。一審は、けがをさせた相手に250万円の支払いを命じ、現在は控訴審で係争中。選手間で「公にけんかせず」に沿ってきたサッカー界に一石を投じている。

「V川崎」というチームがあったことを思い出します。

ヘッドフォンやイヤフォンをしている人は取ってください。

昨年9月の記事ですが、いま読んでおきたい内容。

イ・スンウは"日本の勝利についてどう思うか"との質問に「日本をライバルだと考えたことがない。私たちの目標に向かっていくだけで、日本がどのようにプレーするかは重要ではない」と答えた。また、日本のメッシと呼ばれる久保にも「私の競争相手ではない」と自信を見せた。

いずれにしても、乾はこの4年でわずか3人しか成し遂げていなかった快挙を達成したと言える。

「アヤックスサポーターとして、彼を獲得してくれることを願う。堂安律もね」

「リヴァプールのスカウト陣へ、久保建英を獲得してくれ」

久保はバルセロナの下部組織でプレイしていた経験があり、いずれは再び欧州の舞台でプレイすることになるだろう。すでに久保のことが欲しいと感じたサポーターもいたようで、今大会を機にさらに有名な存在となっている。

連休 | 佐藤寿人オフィシャルサイト

アウェイの試合で今でもサンフレッチェのファン・サポーターの方々が応援に来てくれています。ユニフォームが変わっても応援してくれることは凄く嬉しいです。ただ、今は名古屋グランパスの佐藤寿人として戦っています。サンフレッチェを応援している人達にグランパスのシャツを着てくださいとは言いません。アウェイでもスタジアムを真っ赤に染めようと素晴らしい雰囲気を作ってくれているグランパスを応援する人達に配慮して頂けたらと思います。みんなそれぞれ愛するクラブがあるからこそ。

よろしくお願いします。

このたび、上野展裕監督が退任することとなりましたのでお知らせいたします。
また、5月24日(水)のトレーニングから、アカデミーダイレクターの猿澤 真治が監督代行として暫定的に指揮をとることとなりましたので、あわせてお知らせいたします。
後任の監督につきましては、決まり次第あらためてお知らせいたします。

ドイツ地元紙は31試合(先発23試合)出場、1得点に終わったアタッカーの今シーズンを総括し、「敗北者」と断罪。「代役はもう見つかった。さよなら、元気」と移籍確定と報じている。

少し色々と考えながらブログを書こうと思います。

昨日の試合でドルトムントでの今シーズンのリーグ戦の試合が終わりました。

昨日は厳しい試合でしたが、勝ちきれて良かったです。

27日ドイツカップの決勝があります。
それに勝って、しっかりブログでもこの1年についてを伝えたいと思います。

ただリーグが終わり、応援して頂いている皆さんに伝えたい事があります。

ブログで伝える事ではないかもしれません。

本来であればしっかり自分の声で伝えるべきかもしれません。

U-19日本代表 グループステージ全試合をNHK BS1にて生中継
5/29(月)23:55~日本 VS キューバ
6/1(木)23:55~アンゴラ VS 日本
6/4(日)21:55~日本 VS イングランド
※U-19日本代表がグループステージを突破した場合は、以降のU-19日本代表 全試合を生中継する予定です。

エイバルには6月の代表戦に向けた招集レターが届いている。

「クラブが1度も2部に落ちたことがないという重圧が一番。初めて2部に降格した時のキャプテンが日本人というのは、自分のプライドが許さなかった。色々な人から『大変だったね、辛かったね』と言ってもらったが、誰にもこの気持ちは分からないと思う。断ることができる中でキャプテンを引き受けて、残留できたことは本当に良かった」と胸中を明かした。

「出場機会があったりなかったりという厳しい中でしたけど、本田さんはブレないので、練習も100%でやってただろうし」と、厳しい状況での胸中を察した。「ミランで10番を背負える日本人ってすごいですからね」と、たたえた上で、「これからどこのチームに行くかは知らないですけど、電話して聞いてみます」と冗談めかして語った。

最後に来シーズンの展望を聞かれた内田は「契約はあと1年残っていますけど、いろいろ考えることはありますし、まだわからないです」と去就についてははっきりしていないと説明。そして「色んな人に会って(ケガを)治してもらいましたけど、ここからは自分なので。練習やっていくうちに、やれるなっていう感覚はあるので、あとは監督から声がかかるだけです」と、復帰への準備は整っていると力強く語った。
一方で、「ヨーロッパに出て長いこと経ちましたけど、自分の後悔のない終わり方っていうのは、ケガをして考えるようになりました。先日、(オランダ代表FWクラース・ヤン・)フンテラールがシャルケを出たんですけど、やっぱりファンからの惜しまれ方、クラブからの愛され方っていうのは、彼の選手としての価値だと思うので、ああいうのを見ると、あれがキレイな終わり方かなと思いました」と、今後のキャリアを見据えた。

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