──二年連続で監督が交替となりました。社長としてどう受け止めていますか。
「応援していただいているファン・サポーターのみなさんのご期待に応えられていないことに対して、ほんとうに申し訳なく思っています」

──厳しい声がファン・サポーターから上がっています。立場が上の方たちの責任、任命責任という声が聞こえてきます。それはどう受け止めていますか。
「まずはとにかく今シーズン、残り9試合、もう一度戦う姿勢を見せて、FC東京らしさを取り戻すということ。ファン・サポーターのみなさまには、そういう姿をお見せできるように努めていくことが第一だと思っています」

──昨日(9日)の試合がまだ終わっていないときにお客さんが帰り出していく様子がネット上に流れていました。拒否反応がすごく大きくなっていますが、信頼回復をどう考えていますか。
「それも聞いています。試合中にお帰りになるお客さんがいるということも聞いています。信頼をなくし、期待に添えなかったことに関しては、もう一度ピッチで、試合でお見せする、結果を出すことが大切かと思っています」

──立石敬之GMも「青赤の心を取り戻す」と言い「ひたむきに最後まで戦う」ことを強調していましたが、FC東京OBの宮沢正史さんをコーチに起用した狙い。
「彼は、いまはスカウトという立場ですけれども、FC東京へのロイヤリティ、アイデンティティを持ったコーチになると思っています。その辺りを選手たちに伝えてもらいたいし、選手にはそれを体現してほしいと思います」

──二年つづけて途中で解任というのはなかなかない事態。こうなった原因を篠田さんに押し付けるのはかんたんですが、責任をあらためて分析してみて社長としてはいかがですか。
「昨年の篠田監督は、FC東京にとっての窮地、ピンチを救ってくれました。そのあと結果もよく、ある意味FC東京のサッカーというものが表現できたと思っています。そのなかで今シーズン、篠田監督継続ということになったんですけれども、少し選手が入れ替わったり、補強もするなかで、バランスを崩した面があったのかな、と。けが人も出ましたので、篠田監督らしいサッカーが少し薄くなったのかなと感じます」

──少し薄くなったなかで、どうサポートしましたか。
「そうですね、強化部を中心に現状の分析、これからやらなければいけないこと等々は、話をしたと聞いています。たぶん昨年以上にコミュニケーションをとっていたと聞いていますし、私のほうにも報告がございました。チームだけでなく強化部も含めて組織一体となって取り組むことはできたと思っています。私も何度か監督と話をしました。特に(チームの)状態が悪いときには悩んでいることを吐き出してもらう機会を設けていました。そういう意味では、できることはやったと感じています」

──ここからまた立て直しというところで、来季の編成の遅れが気にかかりますが?
「私自身もその辺りを見通せていなかったということはあると思います。特にけが人が出た、補強ができたところ、できなかったところがあると思います」

──監督交替のこのタイミングは何によって決まったのでしょうか。
「ほんとうにこの二試合。やはりフロンターレにホームで1-5で負け、昨日セレッソ大阪さんに1-4で負け、内容も含めてこの二試合大きかったということです」

──もう少し早く、という考えもあったのでは? そのぶん準備する時間も変わったかもしれない。
「まったくなかったわけではないです。しかしやはり今シーズンは篠田監督で戦おうと、チームで決めたことなので、できるかぎりサポートし、篠田監督を支えたかった。今シーズンは篠田監督で戦いたかったという思いが強かった、と。ただ、ほんとうにこの二試合が非常に大きかった」

──ここ数年、もともとのファンに加えて首都クラブとしての期待が高まるなかでFC東京は中位でありつづけている、そのギャップをどう痛感していますか。
「客観的に私たちのクラブを見ないといけない。さきほど"FC東京らしさ"という言葉が出てきましたけれども、このFC東京らしさがどういうものか、選手一人ひとりが戦える集団にどうすればなっていくのかということを、もっとしっかり。みなさんからは"いまさらか"と思われるかもしれませんが、もう一回原点に戻って考えなければいけないと考えています」

──2020VISIONで10個タイトルを獲ると宣言していましたが、下方修正しますか。
「そうですね。現実的に見ないといけないと思っています。2020年までにあと3シーズンですから物理的には厳しいと思っています」


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