ハリルホジッチ監督が、月7日のシリアとの親善試合をほぼ海外組だけで戦う方針を固めた。5月末からはシーズンを終えた欧州組の短期合宿も開催予定。試合から遠ざかっているミランFW本田圭佑らにとっては、13日のW杯アジア最終予選イラク戦に向けて、貴重な実戦の場になりそうだ。

 ハリルホジッチ監督の頭には、すでに6月の2試合の青写真が描かれていた。チームは7日に国内でシリアと親善試合を行い、13日に中立地のイランでW杯最終予選のイラク戦に臨む。日本協会の関係者によれば、指揮官はシリア戦に関し「メンバーはほぼ欧州組でやる」と話しているという。

 狙いはもちろん、13日のイラク戦へ向けた欧州組のコンディション調整だ。イラク戦はW杯6大会連続出場へ向け、絶対に負けられない一戦。一方のシリア戦は本番に向けた貴重なテストマッチだ。国内組は6月4日にリーグ戦があり、シリア戦は中2日となる。そもそも出場が厳しいという事情もあるが、指揮官はイラク戦に向け本田、長友ら所属クラブで出場機会の少ない選手たちを"再生"する狙いを持っているという。

 本田は今季、ミランで出場機会が激減。今年に限れば1月25日のイタリア杯・ユベントス戦での3分のみという深刻な状況だ。その影響もあり、3月のW杯予選2試合、23日のUAE戦(2―0)、28日のタイ戦(4―0)はいずれも先発落ち。一方で大活躍した久保ら新星誕生というプラス面もあったが、指揮官は敵地で行われた同UAE戦で「ベテランの力が必要」とGK川島をサプライズ起用したように、経験豊富な本田らの状態をベストに近づけることで、重要なイラク戦へ万全を期す構えという。

 5月下旬からは、シーズンを終えたばかりの欧州組を集めた短期合宿も計画している。本田をはじめとする欧州組は、シリア戦を"仮想イラク"としてだけでなく、試合勘を取り戻すために活用する。


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