長谷川健太監督がサポーターの言葉に激高。どなり声で反論し、一触即発の事態となった。大阪ダービー前の恒例の"儀式"で事件は勃発した。約70人のG大阪サポーターが練習場に集まって花道を作り、最終調整を終えた選手とハイタッチやハグを交わして激励した。長谷川監督も大きな拍手で出迎えられた。ところが、あるサポーターの一言にブチ切れた。

 「(しっかり)やれよ!」。上から目線のような言葉を吐いたサポーターに、普段は温厚な指揮官が詰め寄った。「『やれよ』って、やってるよ!」。一触即発の事態に、その場は騒然となった。別のサポーターが「当日は任しといて。雰囲気は俺らがつくるから」と、鬼の形相の長谷川監督をなだめ、最後はサポーター全員で「やるぞ!」と声を張り上げた。指揮官も「よろしくお願いします」と頭を下げて協力を要請。何とか丸く収まった。

 公式戦2試合連続無得点で2連敗中。サポーターにも長谷川監督にもフラストレーションがたまっていたのかもしれない。落ち着きを取り戻して取材に応じた指揮官は「言い方がね。『やれよ!』って。選手はみんなやっている。クラブのプライドを懸けてやらないといけない試合だと思っている」と、全力を尽くすことを改めて誓った。

 3年ぶりとなる大阪ダービーへの期待感が思わぬ事件となってしまったが、ライバルに負けたくない思いはクラブもサポーターも同じだ。「今週の練習はみんな気持ちを出してやってくれた。サポーターも来てくれて、そういう雰囲気をつくってくれた。皆さんの期待に応えられるような試合をしたい」と、長谷川監督は勝利を届けることを約束した。雨降って地固まる、となるか。


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